彼の出演舞台です。
なにやら怪しそうな雰囲気の役です。
東京は終わったばかりですが、今週末に大阪でありますので、よかったら劇場に足を運んでみてください。
即興ラジオドラマのレッスンテーマは、アドバンス(前に進める)における、ストーリーのジャンプといえばいいでしょうかね。
会話の中に出てきたキーワードから、シーンを作り出す(移行)トレーニングです。
即興で台本がありませんから、出てきた言葉からストーリーを生み出していくしかないのです。
ぐだぐだと冗長のシーンにならないように、その場に発された言葉へ集中する。
まさにコトバケーションです。
今回の実践編のタイトルは抽象的と具体的なしりとりを結合して、「論理的な海」と決まりました。
どんな話になるのか、打ち合わせもないですから、はじめた自分たちも困惑しつつも挑みました。
今夜22時からです。
都合つかない方はリピート配信でどうぞ。
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たしか、昔にビデオレンタル店で働いていたときに教えてもらい、観て感銘を受けたのがはじまりだったはず。
その後リマスタープリントとなって上映されたので、映画好きの友人を連れて新宿武蔵野館で初めてのスクリーン鑑賞をした。
海のシーンをはじめ、すごくきれいだった。
それ以降たまに観たくなりレンタルしたこともあった。
映画も小説も時間が経つとすっかり忘れてしまうことが多いのだが、これもそうで、覚えているところは鮮明な絵として記憶されているが、それ以外はすっかり抜けているので、今回も初めから刺激的で、最後は感動していた。
原作はジョゼ・ジョバンニ、監督はロベール・アンリコ、主演はアラン・ドロンにリノ・ヴァンチュラ。
この7年前の『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンも好きだが、本作品もいい。
フランスとイタリアのスターが共演で、ヒロインのレティシア役にジョアンナ・シムカスがこちらの心をざわざわさせる三角関係を作りだす。
主題歌のフランソワ・ド・ルーべの「レティシア」が、その心を見事に表現するとともに、3人の未来を語るように明るくそして不安にする。
幼いころ、秋田出身のいとこで、早稲田の落研に入っていたゆうちゃんがアラン・ドロンの真似をして笑わせてくれた。
ダーバンの宣伝でアラン・ドロンがビリヤードをしている映像で、最後にフランス語で話すCMだった。
それをゆうちゃんは、アラン・ドロンは秋田弁で喋っているんだよと、「ダーバン、七時でねえかまだ」と真似した。
それが本当にそう聞こえた。
実際秋田弁はフランス語に似ていると思う。
家に友達が遊びにきていたときである。
秋田のおばさんが電話をしてきて、母親が話をしていた声を聞いて、友達は「お母さん、フランス語話せるの?」と訊いてきた。
そのゆうちゃんはもういないが、こうやってアラン・ドロンを見ると思い出す。
2017年に一本ずつ映画と舞台に出演することで引退を宣言したアラン・ドロンだが、実現することなく今にいたり88歳。
もう映画で観ることはないだろうから、これからもこの『冒険者たち』を通して何度も楽しいゆうちゃんとの時間を思い浮かべるのだ。
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最初の『確証』、2作目の『真贋』と少し違う味わいだった。
ソロモン王の指輪が盗まれるという事件から始まるのだが、そもそもソロモン王って誰かということで、その部分がミステリアスになっていて、事件の解決に向かっていく。
捜査三課ということで、窃盗が主になる話なのでしょうがないが、今回はとくに頭の中での事件となり、展開に迫力がかける。
美術品や歴史などが好きな人には別の楽しみがあるのだろう。
氏の作品をたくさん読んだわけではないが、任侠シリーズで伝わってきたように、人間味が物語から滲んでくるのがとても好きである。
予想以上に感動した映画だった。
トム・ハンクスが見事にオットーという男を演じている。
生真面目な堅物男が向かいに引っ越してきたメキシコ人夫婦と出会うことで、それまでの自分と過去にもう一度向き合っていくお話は、ユーモアもあり、現代社会の風潮も交えて、生きることの大切なことを伝えてくれる。
猫がある意味を持っているように登場するのだが、とにかくかわいい。
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こわばった表情の知らないもの同士が、少しずつ距離を縮めていき、笑顔に満ちていく。
毎年のことだが、それは本当に素敵なことだし、指導する自分にとっても有意義な時間である。
可能性しかない彼ら。
失敗を恐れずに、どんどんチャレンジしていってほしい。
再会する日が楽しみである。
謝恩会には参加したことがあるが、式典に参加するのは初めて。
自分の卒業式など覚えていないですが、独特の雰囲気に昔の自分の体が反応した気がする。
みんな一皮剥けたように成長が見られ、これからの希望に満ち溢れていた。
自分も負けてはいられない。
謝恩会では酒はなかったが、帝国ホテルのカレーを堪能し、「旅立ちの日に」を初めて歌った。
楽しく、自由に飛び回ることを心から願う。
式から離れ、ホテル地下で刀の話を聞き、フランク・ロイド・ライトの芸術に触れてきた。
どれも読みやすく面白かった。
エピソードがバラエティに富んでいるのもその理由だが、「私」なる作家がすべての主人公で描かれていて、それは大沢在昌氏本人とうかがえるからだ。
よって、小説家や出版業界のことにも触れることができる楽しさがある。
8作品収められているうちの一つがタイトルであるが、まさにこの中の「私」が本名を隠した覆面作家という意味になっているともとれる。
45年の作家活動、原稿は手書き、書いたら飲みにいく、おそろしいハードボイルド作家に感服する。
誤字ではなく、今回のソクラジ(即興ラジオ)ドラマのレッスンテーマです。
よく2つの異なるものから何かを連想するというのはよくやってきました。
それを応用して、ストーリーで展開するというのを行います。
異なる物と物ならどんな話になるのか。
たとえば、
「桜」と「バーベル」で、「花見ジムをオープンする」
といった具合です。
それを異なる「人」と「人」、「場所」と「場所」とやってみました。
それを生かして、実践編の即興ラジオドラマをでは、とんでもなく頭がこんがらがりながら、なんとか結末を迎えました。
そんな台本・打ち合わせ・カット・編集なしの20分ほどのストーリーをお楽しみください。
今夜22時からです。
ご都合が合わない方はリピート配信でどうぞ。
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快適なドライブをして、海に到着すると波が迎えてくれた。
日差しがあたたかく、ブーツはいらない水温。
春を感じる。
家族とろう者、この2つの情報から、まちがいなく感動するんだろうと思った。
上映されたのに、都合が合わないうちに終わってしまった。
アカデミー賞受賞という結果に、やっぱりなと自分のひらめきは正しかったような気がした。
とはいったものの観ていないのだから、それが正しいとも言えなかったが、今日鑑賞してやはり合っていた。
泣いた。
身内にろう者はいないが、付き合いは古くからある。
FREECRUZの旗揚げ公演の前に、大阪でプレ公演を行ったとき、ろう者の方々が観にきていた。
我々の即興演劇がわかったのか訊くと、細かいところをのぞいては楽しんでくれたという。
そののち岡田正子先生のワークショップつながりで、ろう者の方々と出会った。
友人の女優、しのぶとの出会いもそのときだ。
そして青山円形劇場での初公演で、かれらのろう者によるダンスチームに出演するアイデアも生まれていた。
残念なことに、そのろう者のグループの父親的存在の米内山さんが去年亡くなった。
ろう者でなくても、自閉症児童と二人の芝居をしてから、現在に至るまで、さまざまな障がいを持った方たちと接してきている。
だから映画のかれらのように、コミュニケーションの難しさを感じることが、少しかもしれないが理解できる。
いや、五体満足の人間ほどコミュニケーションが成立しないことの方が多いのではないだろうか。
欠けている部分を補うために、必死に相手に向かい合うのと違って、さもわかっているように相手のことには無関心な人間は多いとおもう。
自分でも面倒な話にはそうしがちになってきた。
平常を当たり前と思っている怠慢にしかすぎない。
それがどれだけ幸せなことなのかは、失ってからでしかわからない愚かな自分たち。
こういった映画が受賞し、多くの人々にメッセージが届くことは、少しずつ人々を豊かにしていくはず。
政治家の詭弁がそうしないのと違って。
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JUGEMテーマ:映画
ストーリーを忘れるほど昔、あやふやに観たので、今回は新鮮だった。
スタンリー・キューブリック監督の1988年作品。
海軍志願生が鬼軍曹から厳しい訓練を受けたのち、ベトナム戦争に送られる。
鬼軍曹といえば『愛と青春の旅立ち』を思い出すが、こちらはドキュメンタリーに思えるほどのシリアスさで、戦争の怖さを伝えてくる。
ベトナム戦争といえば自然の地を舞台にしているが印象を受けるが、この映画は市街地なことでより戦争の悲惨さを訴えてくるのかもしれない。
「フルメタルジャケット」を訳すと、完全被甲弾で、弾丸に金属を被せたものとなる。
それは貫通性が高いことで、撃たれた者が過剰な痛みを伴わないように、ハーグ陸戦条約に由来する。
金属が被ってないものは、体の中で鉛が変形することによって臓器などに激しいダメージを与える。
しかしフルメタルジャケットが体にやさしいわけではなく、死ぬは死ぬ。
そう考えると戦争というのはいろいろと決まりごとがあって、おかしなものだ。
なのにその決めごとなんて当てにならない。
所詮人間が頭で決めたことであり、核がそうであるようにどんどんエスカレートしていく。
ラストシーンは心のざわめきが止まらない。
読み応えは長編並、読みやすさは短編並。
そんなキャッチコピーが書かれているなら、と期待してページをめくりだした。
たしかに、面白かった。
とくに心を打たれたのは、米澤穂信氏の『玉野五十鈴の誉れ』である。
名家の娘が15歳の日に召使いの女をあてられる。
玉野五十鈴は娘と同じ年齢だが、立ち振る舞いは美しく教養もある。
娘は五十鈴を気に入り、大学に通うことを口実に家を出て二人で住みだす。
充実した日々も長くは続かない。
地元で起きた殺人事件が、すべてを狂わしていく。
あとは読んでのお楽しみなのだが、この殺人事件が起きることすら予想だにできない雰囲気ではじまる作品で、そのあとの展開にも驚かされ、すっかり虜となる。
ラストではタイトルの意味、「誉れ」が理解できて心がざわめく。
このシリーズ、他にも3作あるようなのでまたチェックしてみよう。
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新しい方も含め12名に施設スタッフ2名という大人数で、今日も賑やかにおおいに笑って楽しい時間を過ごし、学び合いました。
とても寒い気温でしたが、この施設の出入り口の前には桜が咲いています。
緋寒桜なのだろうか。
先月終わりに訪れたときが満開で、今はもう葉桜になり始めている。
この寒さを越せば春が来るんだろう、とメッセージをもらい、門を出てきた。
しかし、思い出しても、今日の彼らと過ごした時間に顔がにやけてしまう。
さまざまな表情たち、それはあの桜もだまって見せていたのだろう。
調べると、2月19日に発売された新商品。
以前からある最強シリーズの「かき揚げそば」は、本当に美味しいからよく食べる。
今回のカレーうどんにも期待する。
お湯を入れて待つこと、なんと8分!
そしてこの2つの粉末スープを入れて、よくかき混ぜる。
匂いがそそる。
これは他のカレーものとは一線を画す。
まずはスープを飲む。
もう驚きだ。
蕎麦屋で食すカレー南蛮の、だしのきいたあの味。
麺ももっちりしてコシがあり、なんで揚げなのかと疑問があったのも払拭して合っている。
すごいなあ、日清のやる気。
今まで同じようなものだった東洋水産の赤と緑に、この最強シリーズで確実な差別化を図った。
ラーメンを筆頭に価格が上がっていくなか、庶民に向いて1948年に創業した、安藤百福の精神は今も健在である。
感謝。
今夜の『BOBIのコトバケーション!』では、小芝風花さん主演の映画『レディ加賀』を監督した雑賀俊朗さんの音声コメントをいただきました。
雑賀さんとは四半世紀のお付き合いになりますが、精力的に映画を作る姿勢を尊敬しています。
振り返ると、Vシネ、テレビドラマ、映画、映像のはじまりは雑賀さんでした。
結婚式にも参加して、即興のパフォーマンスを行い、そのあと宇崎竜童さんと話しをさせていただいたことが記憶に強く刻まれています。
その雑賀さんと引き合わせてくれた、カズキさんに感謝です。
そうこうして出会った方々も含めて、みなさん、ありがとうございました。
この映画は能登半島地震災害義援金として配給収入の一部(5%)を寄付しています。
元気と笑いが届けられることを願います。
さて、即興ラジオドラマ、通称ソクラジのレッスンテーマは「エクステンド&アドバンス」です。
あるモノ、場所、人を具体的にしていき、そこから発展して物語を進めることを、シンプルに連想ゲームをもとにトレーニングしてみました。
実践編では、抽象的と具体的の二つのしりとりで生まれたものをくっつけたタイトルで、台本・打ち合わせ・カット・編集なしでストーリーを繰り広げました。
そのタイトルは「ルンルンな石」
どんなお話になるかお楽しみに。
今夜22時からです。
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先日読んだ『確証』の次作をAudibleで。
警視庁捜査三課の萩尾と秋穂のコンビシリーズ第二弾に当たる。
タイトルのとおり、今回の事件は美術品がデパートの展覧会で飾られ、それが偽物とすり替えられたということに。
美術品は「曜変天目」。
中国の南宋時代につくられたとされ、世界に三つしか現存しておらず、それがすべて日本にあるという国宝である。
デパート、警備会社、美術館、そして窃盗犯に古物商と、曜変天目をめぐるミステリーを警視庁捜査三課に捜査二課、さらに渋谷署に目黒署と所轄の協力を得て解決していく。
今野敏氏のテンポ良いストーリーで進んでいくので、ちょっとした時間でもスマホで聴いていける。
第三弾はどんな話か期待。
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美味い酒を飲みながら。
牛すじトマト煮とガーリックトーストは毎度のオーダー。
自分で閃いたことを人に話す。
するとアイデアは広がっていく。
その生み出す時間がこのうえなく楽しい。
出会って35年、最初の頃に気が合ったセンスは今でも一致しているものとつながる。
理屈じゃなくて感覚って大事。
今年も面白いことになりそう。
JUGEMテーマ:映画
雑賀監督の最新作品を鑑賞。
石川県の加賀温泉郷が舞台。
若女将たちがタップダンスを踊るショーに向かって、困難を乗り越えていくハートフルなエンターテイメント作品。
以前共演して盛り上がった仲の森崎ウィンくんはユニークなキャラクターで序盤を引っ張っていき、佐藤藍子さんが喝を入れ、檀れいさんが涙へといざない、最後は小芝風花さんのタップで魅了する。
この撮影中に、のちに能登半島を地震が襲うとは誰一人と思うことはなかったであろう。
力を合わせて目標に向かう彼ら、そして映画に携わった人々が、この映画をとおして被災地に元気をもたらしてくれることでしょう。
雑賀さんと出会ってから四半世紀が経つ。
映画、テレビ、Vシネ、などたくさんの現場でお世話になってきた。
これからも活躍は日本にとどまらず、海を超えていくことだろう。
なにか役に立てるように、自分も精進していかねば。
今までいろいろな味を出してきたが、パッケージで海老、いやかっぱえびせんがこれほどまで控えめなのは見たことがない。
あらゆるスナック菓子に勝負をしている感がある。
というより、酒のお供のかわきものとしてだろうか。
実食。
かっぱえびせんがたまに作る大きなサイズは、一つに食べ応えがある。
たしかに帆立に塩味が効いていて、ハイボールによくあう。
そう、パッケージに表記されているにもかかわらず、ビールではなくハイボールを飲んだ。
味は、かっぱえびせんが好きな人には、ベースがあっての美味さはわかる。
海老好きには少し物足りないと思うのかも。
兎にも角にも、カルビーのパッケージ戦略にまんまとはまったのには変わらない。
初めて食べたのは1988年の夏、本番アメリカのニュージャージー、ラザフォード駅から少し離れた国道沿いだったと記憶している。
マンハッタンにはマクドナルドがあちらこちらにあるが、郊外にはそれまで知らなかったハンバーガーの看板が目に入った。
この大きさはなんだ!
それが当時、日本から渡った誰もが最初に驚いたことであろう。
さすがアメリカだ、とスケールの大きさと値段の安さに感動した。
そうかと思うと、すごく小さいハンバーガーを提供する店もあった。
ホームパーティーでは重宝する、一口サイズで、何十個単位で買っていく。
あれこれとオリジナリティあふれるハンバーガーを知っては、やはりアメリカ人の主たる食事なのだと実感した。
ワッパー、やはりうまい。
肉肉しいビーフパテに玉ねぎ、トマト、レタスと食材が生き生きしている。
ふと調べたくなった。
今もあのときのバーガーキングは健在だった。
駅から歩いて10分の距離。
そうだ、ドミトリーに住んでいて、ハンバーガー食べたくなって友達と歩いて行ったのだった。
今日は健康診断を受けるため、昨夜収録の打ち上げで居酒屋で飲食して以降、水しか飲んでいなかったから、体が求めていた。
そして今、満たされた。
楽しかった思い出も胸を膨らませて。
スーパードライを軽くしたバージョンといえばいいのだろうか。
アルコール分5%を3.5%に。
たしかにビールのコクは少し弱い気がしたが、売りの「キレ」は現在といえるのではないだろうか。
なるほど、「MID ALCOHOL」ね。
アサヒビールには特別な思い入れがある。
1991年、ニューヨークの出版会社で働き出した。
スポンサー探しで、日本の大手ビール4社に営業しに行った中で唯一、広告をいただいたのがアサヒビールさんだった。
他の3社に比べたらとても小さい、マンションの一室の小さな支社から、アメリカという巨大なマーケットに挑戦していた。
支社長はうちのニューヨークのエンタテインメント誌『ニューヨーク・ニューヨーク』のコンセプトや話を熱心に聞いてくれた。
当時のアサヒスーパードライのアメリカでの進出は勢いがあったと感じた。
あちこちの日本食レストランで見受けた。
やはりあのときのアサヒはどこよりも燃えていたのだと思う。
そのうちレストラはもちろん、街角のグローサリーでもスーパードライを見るようになった。
この一本の缶ビールを飲むだけで、自分の歴史の1ページを見る機会を得た。
挑戦、素晴らしいこと。
そして、無くしてはならないこと。
今夜のレッスンテーマは「エクステンド」。
本来の意味は「広げる」。
人やもの、場所などを具体的にすることで、第三者と共有ができる。
ユウマとアツシさん(斉藤さん)でおおいに盛り上がってトレーニング。
人だとすれば、名前があり、年齢、容姿、職業、趣向、生い立ち、など具体的なことを挙げていくと、その人物が立ち上がってくる。
これは一緒に即興でドラマを作る仲間にとっても、聴くリスナーにも同じような人物を想像できるのだ。
そんなトレーニングを生かした、今夜の即興ラジオドラマは、連想としりとりのミックス方式でユニークなタイトルとなった。
『立派なビキニパンツ』
さあ、どんなストーリーになるかお楽しみに!
今夜22時から。
ご都合が悪い方は、リピート配信をどうぞ。
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JUGEMテーマ:読書
警察小説を読みたくなって、Audibleでこちら。
警察用語はいくつか出てくるものの、聴いて読むのは問題なかった。
こちらはテレビドラマ化もされたシリーズものの第1作目。
警視庁捜査三課(窃盗事件を扱う)のベテラン刑事と女性刑事のバディものである。
高級時計店と宝飾店二軒で盗難が起きるが、そのうちの一件が強盗殺人だったため、捜査一課の事件となる。
事件解決が本来の目的であるゆえ、三課の二人も捜査本部に加わることになる。
しかし、そこで生まれる花形の捜査一課と三課の軋轢。
警察小説は相変わらずの人気だが、専門的なこととかわからないしと敬遠していたところもあったが、さすが今野敏氏です、すごくわかりやすく伝えてくれる。
自分はラジオ『BOBIのコトバケーション!』で即興連続刑事ドラマを毎週行い、爆破テロ事件を追いかけているが、こういった小説を読んでいけば犯人逮捕ができるかもしれない。
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右下の万年筆で、だいたいA4のひとまわり大きいサイズがわかるであろう。
段ボールを開けて、出てきたのはこれ。
コイン型電池に対してこれだけの梱包。
100円で買い翌日届けてもらったので、便利だけどちょっと心配もする。
利益取れているのだろうか。
しかし年間費を払っているのだから、そのサービスだといえばそうである。
封筒で十分だけど、そのサイズは管理や配達上適していないのかもしれない。
段ボールで、昔の肉まん事件を思い出した。
餡としてダンボールを混入した、考えられない事実。
自分が浅草木馬亭にて漫才で立ったときのネタにも使ったから、よく覚えている。
あのときより今は段ボールの価値が安いということだろうか。
これからも増え続ける宅配ビジネスは、どんなふうに進化していくのだろうか。
JUGEMテーマ:読書
阿部サダヲさんの無感情の目に引っ張られた映画の宣伝で気になっていた作品を原作でのぞいてみた。
正確にいうと聴いてみた。
九人の殺害で起訴されているが、最後の殺人は自分ではない、冤罪だと昭明してくれないかと訴える連続殺人鬼。
その依頼を受けた大学生男子は調べていくと意外なる事実を知っていくという物語。
真実をつかむだけではなく、もう一つ厄介な病まで襲われていく。
作品内でも海外の有名な殺人鬼が紹介されていき、ノンフィクションの雰囲気にもつつまれる。
最後に納得をして読了、と思いきや「え」と息をのんでしまう事象をたたきつけられて唖然とした。
そういうことなのか、と驚きながら作品内をさかのぼる。
こういうときにAudibleは探すのが大変である。
本ならページをめくりながらワードを追って見つけることができる。
伏線が多い作品は書籍の方がいいかもしれない。
映画を観るのが楽しみになった。
]]>ふざけた商品だと思った。
気に入らない味だったらどうするのだ、と。
しかし見るたびに気になり、ついに買った。
そしてふたを開けてみる。
たいして具も入っていない。
気持ちばかりのカニカマとキャベツらしきもの。
そして時間は5分を要する。
お湯を入れて待つ。
食す。
なるほど、そういうわけね。
具はヒントだ。
ほぼ正解であろう答えを見つけた。
3月4日が楽しみだ。
と、スープをほとんど飲み干し、まんまと日清のマーケティングに取り込まれた自分がいた。
「今日はふたりですね!」
着いてみると、みんなが聞いていたようであたたかく迎え入れられた。
そしてユウマも緊張もなく、彼らと一緒に汗を流し大いに笑った。
年齢もさまざま、障がいの種類や程度も人それぞれ、そんなバラエティのなかでゲームを通じて心をかよわせ、想像を共有した時間はとても刺激的だったにちがいない。
また一つ、アシスタントとしての力をつけてくれたようだ。
帰りの車内では、お互いが空腹を訴えた。
そう、即興は頭も体も使うので大量にカロリーが消費される。
千葉駅に着いてご飯を食べることにした。
今でも大きい駅なのに、まだまだ開発が進むようだ。
スクラップ&ビルド。
われわれ人間は、取り壊すのではなく、受け入れてうまく成長、発展していきたいものだ。
そのためにも栄養をとる。
JUGEMテーマ:読書
再び大藪春彦作品を読了。
表紙から伝わるように、狩猟の話である。
アラスカとニュージーランドの2話を収録。
狩猟と銃およびキャンプの専門用語が紙面を埋め尽くす、細部にこだわった描写がもはやノンフィクションに感じた。
実際大薮氏の体験をもとに書いているそうだから、リアリティはとてつもない。
小説だと信じて読んでいくと、ふとヘミングウェイの『老人と海』が重なった。
記録となる獲物を求める主人公と老人が被ったのだ。
『老人と海』は感動して涙がこぼれ落ちたが、これはそうではない。
圧巻であり、やはり動物だけでなく人間も殺しまくる、ストーリーがあってないようなものである。
そう、主人公のストイシズムとその行動のみが描かれている。
昔読んだ開高健の『オーパ』も思い出した。
話はずれるが、主人公が狙う獲物で何度も「スタッグ」と出てくる。
stag=牡鹿のことである。
おととい観た『有頂天ホテル』で鹿の研究者のパーティーがあり、これが一つの喜劇を作っていて役所広司さんが大いに笑わせてくれる。
それは「stag」を「stage」と読み間違えた副支配人は、昔の妻と再会したときに見栄を張って、今でも「stage director(舞台監督)」をしていると嘘をつくのだ。
ところがその元妻の現旦那が「stag director」であるという皮肉な事実。
シリアスな狩の瞬間を読んでいるのに、何度も役所広司さんが鹿の被り物を頭につけているシーンがよぎった。
本作品は1982年と後期の作品。
誰かが小説があれば世界中を旅できると言っていたが、まさにこれは北極と南極に近いところまで運んでくれた。
]]>今夜のソクラジ(即興ラジオドラマ)のレッスンテーマは「ズームイン&ズームアウト」。
人や物、場所などあらゆるものに直接的と間接的な関係がある項目を取りだすことをしてみました。
そこから始まるストーリーは、まさに現実の出来事であり、人間であれば人生となります。
人の行動は自身が備えているもの、または環境によって生まれるのではないでしょうか。
今回はタイトルもチャレンジしてみました。
抽象的と具体的なものを一つずつ挙げて合体させるという試みは、自分のFREECRUZの舞台でも行ったことはありません。
どんな即興ラジオドラマが生まれるかお楽しみに!
今夜22時からです。
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春はもうすぐ。
そうして海辺に着くと、菜の花が迎えてくれた。
潮風は気持ちいい。
波の方は、たいして良くないと思って入ったら意外と乗れる。
空いていたので、友達や初めて会う人と話したりしてのんびりと楽しく。
帰りの道のりも、Audibleでミステリーを聴きながら快適。
期待しないっていいことしか与えられない。
前から読もうとしていた作品をやっと開いた。
叙述ミステリーで人物トリックが秀逸という有名な作品であることは知っていた。
そしてまんまと騙された。
買ったときには表紙の上に、通称「フル帯」がかけられていたのを取り出す。
そこに書いてある。
最後の数ページ、物語は180度ひっくり返る
はい、そのとおりでした。
そんな作品なので、内容は書きませんが、まず100%騙されると思う。
タイトルが示すように、裁判が関係するので友人の弁護士ノモに勧めようかな。
この作者、小泉喜美子さんは酒好きで階段から落ちて亡くなった。
51歳の若さで、今から60年前である。
絶版になったのち、再版されることになり、こうして読むことができたことに感謝。
これもまたいつか読む楽しみができた一冊。
]]>JUGEMテーマ:映画
ミステリーを読んでいるので、ミステリーを観てみた。
昔にジャケットを見たときに、ヒッチコック作品だと思ったら、スタンレー・ドーネン監督だった。
有名なミュージカル作品『雨に唄えば』の監督である。
ケリー・グラントとオードリー・ヘップバーンのロマンティック・サスペンスで、コメディ的な要素もたくさん入っている娯楽映画だ。
さすがヘップバーンのいでたちは美しく、衣装をジバンシーが手掛けていてさらに魅力的である。
物語は、富豪と離婚を決意した妻が、旅行先から帰ると家の中は空っぽで、夫の死を知ることから始まる。
大金の行方をめぐってさまざまな男たちが現れ、誰が味方か敵かわからないのが観ているこちらに謎解きをさせたくなる。
そう、「シャレード(Charade)」はジェスチャーゲームの意味であり、謎解きゲームを表している。
そういえば同じ名前でダイハツ・シャレードって車があった。
なぜそんな名前をつけたのだろう。
]]>JUGEMテーマ:読書
『変な絵』を読んだせいか、ミステリーを読みたくなり、有名な作品を読み始めた。
するとなんとなく知っている展開に気付き、ブログで調べてみる。
こういうときにこのブログは役に立つ。
もともと日記のつもりで書いていたから、読んだ本はほとんど書いているはずだから。
するとあった。
2013年に読んでいた。
10年前の記憶はうっすらすぎて、読んだことのないものとして脳内にしまわれていた。
で、内容といったら殺人鬼であること、最後に思いっきり騙されたということくらいしか覚えていなかったので、初見のように読めた。
次々とページを繰っていき、早く最後にたどり着きたいと思い、どれくらいかかるのかと知りたくなって、インターネットで1ページってどれくらいかかるのかを調べてみた。
すると一冊読むのに3〜4時間が多いとあったが、ビジネス書とか飛ばし読みもできるもので、小説になるとやはり時間がかかるとあった。
さらに難しいものや、想像をしながら読むとなると当然時間はさらに費やすことになる。
ではこの本を読むのに自分はどうだろうかとストップウォッチでラップ測定をしていった。
すると30数秒から40秒後半となり、平均的にすると40秒弱として100ページが1時間となった。
それなら4時間くらいで読めると考え、小説に戻ると、結果100ページ後にはおよそ1時間だった。
ちゃんと一字一句を見逃さないようにして。
なんといってもミステリーだから伏線をしっかり入れておかなければならない。
結局、面白くて早く読み終えた。
最後に湧き上がる「騙されたー!」感はやはり今回も訪れ、呆然となるのを止めるかのように最初や途中のページに目を通すことになった。
この見事すぎる叙述トリックを知ったうえで、今すぐ読み返して愉しむ方法もあるがやめておく。
またいつか忘れたころに読んで、この体験をしたいから。
三谷幸喜さんの真骨頂ともいえる作品ではないだろうか。
さまざまな人がいて、それぞれにドラマがあり、それらが直接的あるいは間接的に絡みあい、悲喜交々を味わいながら前に進んでいく。
ホテルが家であって国家にも感じる、人間の共同社会を描いているように思える。
何度も観ているが笑えるし、ちょっと胸を打つ。
『みんなのいえ』ではデザイナー役の唐沢寿明さんは今回は脇役だが、家を建てる夫婦役の田中直樹&八木亜希子カップルが冒頭に出てくるのは、今回鑑賞して発見してちょっとうれしくなった。
役所広司さん、篠原涼子さん、佐藤浩一さん、松たか子さんなど好きな俳優のオンパレードである。
また、一月ほど前に一緒に酒を飲んだせいか、川平慈英の兄貴が出てくるたびに、映像のなかに引き込まれるような気がしたのは愉快だった。
『記憶にございません!』から5年、大河の執筆も終えたし、そろそろ映画を作らないのだろうか。
]]>
それはAudibleのアプリにはちゃんと添付資料として、絵が見れるようになっていることを知ったからだ。
『変な家』のときはそれを知らないで、図面が見れなきゃダメだろうと思い、Kindleで購入して読んだ。
前作の家そのもの自体からミステリーが生まれているのとは違って、ある事件の謎を解く鍵が絵となっている。
人物、時が絡み合っている構成で、最初の章が終わって「え?」と拍子抜けしたが、それは序章でありそこから先を繋げていきながら読む楽しさがあった。
すでに『変な家2』が発売されているし、来月15日には映画が公開される。
その映画の主題歌をアイナ・ジ・エンドが歌っているのが気になる。
さて、原作の表現を、どんな映像で見せてくれるのだろうか。
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今夜のソクラジ(即興ラジオドラマ)のレッスンテーマは「ネーミング」。
どんなものにも名前がある。
台本・打ち合わせのない即興でストーリーを作っていくうえで、誰なのか、いつなのか、どこなのか、と明確にしていくことが、音だけで聞いているリスナーには必要なだけではなく、われわれプレイヤーにとっても重要である。
ましてや2人で表現しているので、お互いが誰を演じているのか、どの場面になったのか等、情報共有は不可欠だ。
目に見えていると「それ」とか「あれ」で済むが、セットも小道具もない即興の舞台では指し示す対象がないからである。
ということで、今回はとにかく名前をつけるトレーニング。
名は体を表すともいうので、名前からどんなものかを想像したり、特徴からどんな名前が浮かぶかなどして、ユウマが発するおかしなネーミングに笑わさせてもらいました。
そんな即興ラジオドラマ、どんなものになるでしょうか。
今夜22時からです。
都合が合わない方はリピート配信でどうぞ。
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こちらも数回観たことがある、好きな作品。
一戸建てを建てることになったドラマの脚本家の妻が、友人のインテリアデザイナーに家のデザインを、大工の父親に建築を、それぞれ頼む。
お互い頑固な職人気質でぶつかり合いながらも家は形を成していくなか、夫が間に挟まってなんとか前に進めていく、ハートフルコメディである。
ココリコの田中直樹氏が気の弱い旦那役で、アナウンサーの八木亜希子さんが妻役を見事に演じている。
そして唐沢寿明さんのインテリアデザイナーと田中邦衛さんの棟梁が、これ以外のキャスティングを想像できないほど完璧で、対立をエネルギッシュかつユーモラスに生み、そして理解しあっていく。
どうしても黒板五郎が重なってきてしまうのは、『北の国から』を好きな人にはしょうがない現象だろう。
公開当時、これは三谷幸喜さんの体験をもとにしていると聞いた。
家というのは木材が組まれていくように、多くの異なる人々が折り重なって作られていく、そんな印象を受けたのだろうか。
今度は『有頂天ホテル』が観たくなってきた。
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先日読んだ『みな殺しの歌』、『凶銃ワルサーP38 続みな殺しの歌』から五年後、『復讐の弾道』の一年前の1966年の作品。
この二年前には『蘇る金狼』を執筆している。
とにかく名作を量産していて、いつ寝ていたのかと驚かされる。
本作はずばりスパイものである。
内閣情報室なる機関の諜報部員である主人公が、ルーマニアのスパイと戦い、ときには女スパイと愛を重ねる。
そう、まさに007なのだ。
ルーマニアの背景にソ連と中国があるのが、冷戦時代をくんでの情勢をうかがえる。
こういった作品も、大藪春彦氏のディテールにこだわった描写がその状況をリアルに映しだして、読む側を惹きつける。
読み終えると、主人公水野のその後を知りたくなる。
大藪春彦ファンが人気作品の一つであることが理解できた。
JUGEMテーマ:映画
友人の役者である渡邊聡、通称タッドから連絡が来た完成披露上映会。
本作品では出演だけでなく、プロデューサーも務めたという。
お互い、奈良橋陽子さんの門下生で意気投合し、その後にフリークルーズのメンバーだった。
彼と出会ってからもう四半世紀を越す。
心熱き男が、今回どんなメッセージを届けてくれるのだろうか楽しみである。
]]>JUGEMテーマ:読書
先週に引き続き大藪春彦作品を読んだ。
これも兄の復讐劇である。
『みな殺しの歌』『凶銃ワルサーP38』の2本と同様に、多くの人が殺されていく。
また主人公を松田優作氏でイメージしはじめたが、もっと筋肉隆々なのかもしれない。
今回はそれほど銃の蘊蓄は多くなかったので、そのぶん読みやすかったのはある。
しかし、ガンマニアにしてみれば物足りないのかもしれない。
いずれにしても、権力と金をふりかざす腐った奴らに、一人で立ち向かう姿には心を熱くうたれる。
これは作者の生まれ育った環境をはじめ生きてきた中で、底知れぬ社会への怒りがあるからであろう。
さあ、どうなる、日本?!
JUGEMテーマ:音楽
昔から気になっていた曲が、モーニング娘であることをちょっと前に知った。
12月にも寺嶋由芙の『大宇宙の無限愛』について書いたが、どうも自分の耳にはつんくさんの音楽が引っかかるのだ。
今回は男の「すごい」という言葉と笑い声が入っている。
それはディスコの名曲『ソウルドラキュラ』である。
マイケル・ジャクソンの『スリラー』の終わりの笑い声にも通づる。
すなわち、70年代、80年代、日本でいえば昭和のディスコサウンドだから耳につくのだろう、懐かしくいい意味で。
もちろん現代にアレンジをしているが、根底にディスコ音楽がある。
『恋愛レボルーション21』や『恋のダンスサイト』など、そして『LOVEマシーン』 は最たるものだ。
編曲はダンス☆マンがしているくらいだから、バリバリディスコだ。
最近はどうしているのだろう、ミラーボール星に帰ってしまったのだろうかと思い、調べてみたらいろいろと活躍している。
地球人名は藤沢秀樹、どんな顔をしているか誰も知らない。
そんなダンス☆マンさんとも一度だけ会ったことがある。
六本木ベルファーレでのイベントで、楽屋にしたVIPルームでだったが、残念ながら素顔を見ることはできなかった。
脱線してしまったが、やはり昭和生まれは昭和の音楽には体がすぐに反応してしまうのだということだ。
いつかつんくさんと再会したら、ディスコの話をしてみたい。
なんの曲が好きなのか、思い出の曲はなにか。
ちなみに自分が15歳のとき、新宿シンデレラで最初に踊り(タケノコ)を覚えたのはS.O.S BANDの「Take Your Time (Do It Right)」である。
せっかくだから今聞いてみよう。
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ということで、収録後の飲み反省会のあとはこちら。
四川のスパイシーは、すぐに体を温める。
それからさらに上昇して、頭皮から汗が噴き出てくる。
辛いけど美味い。
食べ終わると、紙ナプキンの山。
恐るべし麻婆麺。
今年の初回から、インプロ(即興演劇)のたった一つのルールともいえる「受け入れる」をさまざまな形でトレーニングしてきていて、今回は受け入れてストーリーを展開させていくことにフォーカスをあてました。
Yes=受け入れる
And=情報を加える
という観点でいうと、受け入れたアイデアにプラスするものはたくさんあります。
「ご飯食べよう」を受け入れると、
「いいですね。フレンチにしましょう」
とか、
「いいですね。友達も誘おう」
とか、
「いいですね。お酒も飲もう」
など、新たな情報がのります。
そこで今回は情報を細分化します。
「Go」なので、
「いいですね。そのあと映画観よう」
とか、
「いいですね。それからバーに行こう」
などと、次の行動をのせます。
これって普段よくしていることだと思います。
誰かと予定を決めたら、そのあとの流れもなんとなく考えているのではないでしょうか。
これをラジオドラマに生かすとなると、物語にスピードがつきます。
一つのシーンのあと、まったく関係ないシーン(といっても行われていたシーンから発想している)がはじまる。
その理由はあとから説明することができます。
インプロを知っている人なら、物語の展開のオーソドックスなスタイルがエクステンド&アドバンスなのを理解していると思いますが、この場合はアドバンス&エクステンドという形といえばいいでしょうか。
「ちょっと待て、そのエクスなんとかって何だ?」
という方には、また後日レッスンで詳しく説明します。
簡単に述べておくと、行動や出来事には必ず理由があります。
水や太陽の日を浴びて花が咲いたり、毎日勉強して成績がよくなったりする、その要因がエクステンドで結果がアドバンスと考えてもらえればいいかと思います。
さらに、もっと進んでいきます。
意外な展開を先に出して、理由及びそこまでの過程をあとから述べる方法です。
ということで、今夜の即興ラジオドラマは、どんな展開に、そしてどんな結末を迎えるのでしょう。
22時からお楽しみに。
今夜の都合がつかない方は、日曜日までのリピート配信をどうぞ。
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それにしても雪がすごい。
みなさん気をつけましょう。
特に今はラジオドラマをやっているので、より楽しめ、勉強になるのだ。
そしてまた今回も楽しんだ。
わかっているストーリーなのに観たくなる。
それはただストーリーだけではなく、人間が描かれているからだろう。
それが変化し続ける自分と照らし合わすことで、毎回違う印象をうけ、感じさせられるものがある。
自分がしたいこと、自分がしなければならないこと、この二つの相反するものをどう折り合わせていくのかが、どんな仕事にもありうるのだろう。
でもどちらかといわれたら、自分に正直な想いをおすべきである。
自分の人生なのだから。
一人では生きていけないのが世の中である。
しかし、自分のことを守れるのは、真剣に理解できるのは、本当に純粋に喜べることは、自分だけだ。
それを突き通したことで、周りも本気で動く。
そんな人間のはかない尊さをこの映画が与えてくれるから、好きだ。
そしてこの作品は、原作の脚本がキャストのわがままによって役名、職業、さらには舞台も日本からアメリカに変わってしまうという内容であり、最近の漫画の原作者とテレビの脚本家との問題にも通づるものがある。
伝えたいメッセージの原作者と儲けたい人々。
そういったことでも今また観る価値のあるものに思えた。
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企業とか会社系の内容だから興味がなかった。
しかし食わず嫌いもなんだなあと思いAudibleで聴き始めたのが本作品。
これがなかなか面白い。
おそらく池井戸氏の故郷が舞台であろう。
主人公である推理小説家が亡き父の実家に引っ越し、消防団に入ると連続放火事件が起きていて、村にはびこる闇にのまれていく。
次々と起こる事件や疑惑に引っ張られて、少しでも時間があると聴いてきた。
予想外のミステリー仕立てだったのがよかった。
調べると池井戸氏は子供の頃からミステリー好きで、江戸川乱歩賞を受賞してのデビューだった。
どうりで引き込まれていく展開が見事なのだ。
去年の夏にテレビドラマ化されている。
先にそちらを観ていたら読んでいなかったと思う。
やはり与えられるより、自分で読みすすみ、脳内で作り上げていくことが楽しい。
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以前読んだつげ義春作品である。
タイトルだけは昔から知っていて興味があった。
表題の作品は、青年がメメクラゲに噛まれて始まる。
医者を探す彼の行先には、さまざまな人々が現れ、禅問答だったり奇妙なやりとりをしたりする。
それは時代や社会の歪みにもとれるし、人間の性にも考えられ、哲学的に伝わってくる深みがある。
言葉と絵が織りなすその一コマ一コマが、奥行きが計り知れないほどのメッセージの力を与えてくる、不思議な中毒性を含んだ媒体である。
これもいろいろな質問に村上春樹氏が答えるというもの。
質問の内容は多岐にわたる。
そして「猫マーロウ」も登場。
ちょっとした時間に気になる質問と答えをのぞいてみる楽しさである。
猫マーロウのいい言葉が載っている。
「ニャーはただミャゴとなるだけだ。ニャオ」
村上氏の翻訳によると、
「言葉はつねに風の中に消えていくものだ。だから人は注意深く耳を澄ませていなくてはならない」
猫マーロウはソフト帽をまぶかにかぶり、トレンチ・コートの襟を立て、フィルターなしのタバコを吸っているそうです。
いつかお会いしたいです。
主人公衣川恭介の復讐劇はどうなるのかと、一気にページを繰っていった。
最後の方の凄まじい撃ち合いは、映画『スカーフェイス』を思い起こした。
しかし大藪春彦氏の世界はそれ以上である。
「非情美」と氏が語っているように、理由や論理、思想などは描かれていない。
ただただ己の闘争的ストイシズムに従って進むだけである。
初めて大藪春彦作品に触れたのは、映画『野獣死すべし』、『蘇る金狼』、そして『汚れた英雄』で、ませたガキにとっては刺激的、いや刺激が強すぎた。
野獣と金狼は松田優作氏、英雄は草刈正雄氏。
本作品を読んでいると、主人公が松田優作氏と何度も重なる。
あまりにも過激な銃撃や爆破、凄惨たる夥しい死体なので、映画化されなかったのではと推測してしまうが、もし作られていたら、衣川恭介は絶対に松田優作氏であり、それ以外は考えられない。
大藪春彦氏がこの作品を執筆したのが26歳というから、恐ろしい。
三島由紀夫氏とも仲が良かったようだから、その才能は計り知れないほどだったことがうかがえる。
子供の頃に持っていたモデルガンの「ワルサーP38」を今も欲しい気持ちにさせられている。
そこから帰る前に立ち寄ってラーメン。
先週は閉まっていたので、その分も堪能。
やはり即興は頭がフル回転で、かなりのカロリーを消費していることをしる。
体が一番なので、栄養はしっかりと。
胃が満たされて、空を見る。
なんでもない夜に感謝し、平和を祈る。
今夜のソクラジ(即興ラジオドラマ)のレッスンテーマは、先週に引き続き「受け入れる」で、サブテーマ「Yes but」。
先週の「Yes and」が相手のアイデアを受け入れて、「そうです。そして〜」とそれに自分のアイデアをプラスするのに対して、「Yes but」は「そうです。しかし〜」と返すことで受け入れたアイデアに限定をかける。
これはそのアイデアを具体的にしてくれる。
たとえば、
A「ご飯食べよう」
B「いいね。だけどイタリアンにしよう」
続けると、
A「いいね。でもピザにしよう」
B「賛成! だけどトッピングはシーフードにしようよ」
相手に同意しながら、自分の主張もできる。
さて、今夜はどんな即興ラジオドラマが生まれるのでしょうか。
22時から、お楽しみに。
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タイトルからもう伝わってくる復讐劇は、まさに銃と弾のオンパレードだった。
これは続編があり、そのタイトルにもなっているを「ワルサーP38」が中心にある。
大好きな拳銃である。
そう、ルパン三世のパートナーともいえるドイツの美しい銃だ。
作者モンキー・パンチの『ルパン三世』が漫画アクション「連載をはじめたのが1967年。
この『みな殺しの歌』が発刊されたのは1961年だから、この小説でワルサーP38が世に知れ渡り、モンキー・パンチ先生に影響をあたえたのかもしれないと勝手に予測する。
内容は、兄を殺された弟の復讐劇である。
発展を遂げていく日本で、警察を含め、大きな権力者たちを殺していくのは当時の読者を魅了したことであろう。
まだ復讐は終わっていない。
続編でどうなるのかを楽しむこととなる。
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テキーラにオレンジジュースとグレナデンシロップで、テキーラサンライズ。
基本的にオレンジジュースと蒸留酒は合うだろうと、テキーラに野菜&フルーツジュースで試してみた。
これ合う!
さっぱりしていて、健康的。
いいもの見つけちゃった。
名前何にしようかな。
HellsならぬHealthで、「ヘルスエンジェルス」
かな。
まずは短編集から。
それも2014年に「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「ミステリが読みたい!」と史上初の三冠を達成したというのだから面白いだろうと思い。
果たして面白かった。
ぐいぐいと引き込まれ、ページを繰っていった。
読みやすさもあいまって、あっという間に読了。
そしてタイプもさまざまなミステリーで、作品ごとに異なるざわめきを与えてくれた。
本作品は直木賞候補だったが、受賞した『黒牢城』もいつか読んでみたい。
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彼とは好むものが多く共通していて、生から黒ホッピー、そして熱燗とすすんだ。
酒がすすんで話が盛り上がると楽しい時間は早く、会計をすると、今までで一番飲んで食ったことがわかった。
35年の付き合いはまだまだこれからだ。
そんなことを思いながら帰る途中に、彼と一緒のときに出会った仲間のヤスにメールした。
福島の復興に従事している彼は、今石川に入っていると返信がきた。
はっとした。
申し訳ない気持ちになった。
岩手、宮城、福島で目にした光景を思い出した。
祈ります。
ラーメンショップではなく、本場中国系、の店構え。
一番の売りである麻婆ラーメンが食べたかったが、品切れ。
ならばと、期待しないでいた店だから、一番最初に書かれている、一番安い商品を頼んだ。
みそラーメン。
出てきたのは、ちょっと違うイメージ。
お、白味噌系か、これは嫌いじゃない。
そしてスープを一口。
コクとマイルドな味に満足し、麺をすするとこれがこしもあって食感よし。
店構えで判断してしまったが、入ってみてわかった美味さ
これからもどんなものにも先入観を持たずに接していきたい。
JUGEMテーマ:読書
有名だから著者の名前は昔から知っている。
以前、友人の進学塾でお手伝いをしていたときに、講師長が好きな作家と言っていた。
ああ、小中学生を教える環境にあるから読んでいるのかな、と子供などを題材としたイメージを持ったことで、読むことはなかった。
しかし直木賞受賞作を読んでみようと思い、手にとった。
表紙の写真が示すべく、家族を題材にした短編が7作品収められているのだが、最初の「ゲンコツ」で胸が熱くなり、電車の中で涙がこぼれるのを必死におさえた。
その感動で、後の作品でも何度も涙腺がゆるんだ。
やはり親が他界して、謝ることも感謝を伝えることができなくなった今だからこそ、心を震わさせられたのだろう。
どれだけ迷惑をかけたか、腹を立たせたか、親不孝だった自分を最後まで信じてくれて見守ってくれた、たった二人の親であることを失ってから気付く
作者の重松清氏は、Fというビタミンはないが、「炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説が片一方にあるのなら、人の心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい」と言っている。
まさに私はそのビタミンFが細胞に作用して、物心ついてからの家族の記憶を呼び戻すことになった。
そしてその事象からそのときには見えなかった、聞き取れなかった、二人の心を自分なりに感じえることができたのだ。
読むべきときに読むことになるというのも、不思議なこの人生というものに潜むビタミンXが作用しているのだろうか。
重松氏は家族をテーマに書いているのだと思っていたが、官能小説も書いていることを知り、読んではいないがその才能の深さを感じる。
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レッスンテーマは先週に引き続き「受け入れる」を発展させた「YES AND」。
これは即興においては基本中の基本であり、むしろこれがすべてと言い切れるほど。
A「ご飯食べよう」
B「食べましょう」
これはYES、のみ。
A「ご飯食べよう」
B「いいね。イタリアンにしましょう」
受け入れてから、イタリアン、と一つ情報をのせた、これがANDである。
お互いが対等に責任をもって物語を作っていく上で、このシステムが個性を生かした作品へと昇華していく。
さあ、ニューカマーを迎えた今夜のソクラジドラマはどんなお話が生まれるのか。
22時からです、お楽しみに!
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JUGEMテーマ:映画
ふと目に入ったので、ああこれ観たことあったなあと思って、しばらく見ていた。
そして観入った。
ヤクザとしては社会的に今では悪のイメージがあるかもしれないが、戦後の発展していく日本社会では、これも必要な現実だったと思う。
権力や名声、金のない、多くのさまよえる行き場のない人々に生活の糧や力を与えたのである。
そして人が寄り添って生きていく上で必要だった情けや義理がそこにはあった。
幼い頃に両親を失った田岡一雄は親戚関係になんとか預かられたが、新聞配達など仕事をしながら家のために働いたが、大人になって工場をクビになり、旧友に出会うと兄が山口組二代目で、飯を食わせてもらった恩義に報いるために若衆となっていく。
田岡一雄演じる高倉健は実に魅力的で、男であり、人である、動物的な力強さと繊細さを持ち合わせたキャラクターを演じている。
当時『仁義なき戦い』で一世風靡している菅原文太さんは友人役で出ているし、山口組に入る前に田岡の面倒を見てやる役には田中邦衛さんが出演している。
そしてのちに田岡の妻となる文子役の松尾嘉代さんが素敵です。
二代目の山口登役の丹波哲郎さんも尊厳があり、それは『Gメン75』とは違う貫禄を醸し出している。
とにかく東映が社運をかけて製作したというのが伝わってくる映画である。
当時の社長岡田茂氏が『ゴッドファーザー』を観て作ろうとしたのが、納得できる。
すなわち、ヤクザの映画を作ろうとしたのではなく、ヤクザという職業を背負った人間と家族の話を作りたかったのだ。
よって、三代目となってからのことよりも、それまでの過程を中心に描いている。
ヤクザ、イコール暴力団を美化するわけではないが、当時の生きていくのが必死だったころに、何も持たない人間がどうやって明日を迎えるのか、今日を生き延びるのかを考えると、国に何も期待できない中、こんな男がいたら人は頼るし応援するだろう。
美空ひばりやプロレスといった興行を仕切る田岡氏の「神戸芸能社」が人々に娯楽を与えたことも、その後の芸能界につながっていく。
高度成長期を迎える反面、人の歪みを補正したり癒したことも間接的に田岡氏の影響もあるのだろう。
昔に読んだ小説『山口組三代目』(飯干晃一著)が原作と思っていたら違っていた。
この翌年1974年に公開された『三代目襲名』が観たくなったが、もしかしたら、以前観たことあると思ったのがそれだったのかもしれない。
どちらにせよ、人間関係が希薄な時代にこの映画を観れてよかった。
義理、人情、消えてはいけない言葉だ。
自分では粗末にしてきた反省は大いにあるが、改めてその大切さを教えてくれる。
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