『世阿弥 風姿花伝』

2020.01.16 Thursday 18:44
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    JUGEMテーマ:芸能

     

    初めて、「能」というものに自ら触れてみました。

     

    能というよりも世阿弥に興味があったのです。

     

    演劇をやっていると、「序破急」などは学びましたし、知り合いの女優は「風姿花伝」という劇場を持っていますから、世阿弥のことは知っていましたが、その程度でした。

     

    分厚い専門書みたいのだと手強いと思い、入門的に本書を読んでみると、とてもわかりやすく、学ぶことがたくさん書かれていました。

     

    風姿花伝とは世阿弥が三十七歳の時に、自分たちの芸を子孫に伝えるために書き始めた秘伝書だそうです。

     

    一番感銘したのは、芸能でよく言われる「花」というものがどういう意味かを知ったことです。

     

    あの役者は花がある、などと使われますが、もっと深いことを世阿弥は言っていたのです。

     

    「新しいこと」「珍しいこと」だそうです。

     

    そして、こんな言葉があります。

     

    「住する所なきを、まづ花と知るべし。」

     

    一つの場所に安住しないことが大事だというのです。

     

    自分をコピーするなという教えです。

     

    仕事でも何でも、これでうまく行ったから、当分同じやり方をしていればいいだろうとなりがちです。

     

    ピカソがそうであるように、多くの芸術家はいったん自分のスタイルを作り上げると、今度は壊して次に進んでいきます。

     

    世阿弥は他の人間のやっていることは真似しても、自己模倣はしなかったといいます。

     

    自己の更新が必要なんですね。

     

    私が即興演劇に魅了され、20年以上続けてきた大きな理由の秘湯には、その部分があります。

     

    毎回新しいことにチャレンジすることが、自分の更新でした。

     

    しかし、それは何も即興でなくてもいいと考えるようになりました。

     

    芝居は同じ台本でやっても毎回違います。

     

    そこに何か発見があります。

     

    むしろ、そのほうが、先に述べたように、一つのスタイルを作って、それを更新していき良いものへと仕上げていく。

     

    何でもそうなんですよね。

     

    シェークスピアの200年前、今から600年前から作られて演じ続けられている「能」に興味を持ちました。

     

    観に行かねばです。

     

    BOBI

     

    category:演劇 | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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