『アイリッシュマン』

2019.12.12 Thursday 22:59
0


    209分間、スコセッシ・ワールドを堪能させていただきました。

    オープニングの音と映像の雰囲気は『グッドフェローズ』を思い出す、スコセッシ監督の心地良い始まりだ。


    1950年代の全米トラック運転手組合「チームスター」のトップ、ジミー・ホッファとマフィアの実話で、ケネディ大統領誕生など、社会が闇と光で大きく動いた時代である。

    この辺りのマフィアに関しての本を何冊も読んだことがあるので、事件やマフィアの名前が出るたびにいろいろと深さが見えて、より一層楽しめた。

    内容も興味深いが、何といってもキャストが見応えある素晴らしさだ。

    「チームスター」の中で出世していく、この物語の中心人物のフランク・シーラン役をロバート・デ・ニーロ、マフィアのボスをハーヴェイ・カイテル、ジョー・ペシが演じる。

    彼らはスコセッシ映画の常連で、そこへ「チームスター」のトップ、ジミー・ホッファ役にアル・パチーノという配役。

    この最高の役者達の演技を見ているだけでも価値がある上に、マーティン・スコセッシが演出をしてさらなる境地へと引き上げてくれる。

    Netflixの制作、配給だが、プロデューサーにはスコセッシもデ・ニーロも名を連ねている。

    デ・ニーロの製作会社、トライベッカ・プロダクションも関わっている。

    それらからも『タクシー・ドライバー』、『レイジング・ブル』、『グッドフェローズ』といった、スコセッシの世界が力強く伝わる。


    演技と映像に魅せられて、その瞬間に感動していると、展開に遅れてしまったり台詞を聞き逃してしまうということが多々あったので、もう一度、二度と観たい。

    『グッドフェローズ』も3回映画館に足を運んだ。

    あれは145分、これはさらに1時間だから観に行く時間を合わせるのが大変だ。


    権力とプライドが人生を狂わしていく。

    自分を通して破滅するか、人に頭を下げてのし上がっていくか。

    戦後のアメリカという国で、闇の人間達は笑顔の下で必死にもがいていた。

    その本質は現代でも変わらないのだろう。

    裏社会の人間でなくても。

    BOBI
    category:映画 | by:bobi kazunaricomments(0) | -
    Comment








       

    Calender
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << January 2020 >>
    Selected entry
    Category
    Archives
    Recent comment
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Link
    Profile
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM