潜在意識か

2019.12.14 Saturday 07:51
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    三段で幅三間の高さ三尺の棚があり、細々とした置き物や絵、食べ物が飾られている。

     

    棚の両側が出入り出来る様になっていて、外の明るい場所を往来する人が見えている。

     

    そのさらに両側、棚と直角の壁沿いには椅子が置かれ、人々は座っている。

     

    先輩が出てきて、「もう一つ置いたほうがいいかなあ」と言い、棚の正面の神棚のようなものの前に二尺四方の升を床に置いた。

     

    先輩の前後に人が並び始めた、六七人。

     

    棚と反対側の壁の前に立っている私の前にカップルがやってきて、並んでいる先輩たちにカメラを向ける。

     

    先輩たちは半円を作りながら少しかがむ。

     

    写真は撮らなかった。

     

    列の先頭の女がぶつぶつ言い始めた。

     

    暗闇での祈祷のような始まり。

     

    お芝居を観にきていたのだ。

     

    他の列の者たちも喋り出し、棚の方へ向かい集まっていく。

     

    両側の客席の中で「もう耐えられない」や「俺好きだなあ」と言いながら笑っている。

     

    何がおかしいのか全く分からない。

     

    ただ、人が棚にあるものを見たり触ったりしながら、そのことと関係ないことを言う。

     

    何も起きない。

     

    アメリカに渡った友達が他の演者のことを批判する。

     

    それにウケる客。

     

    もう帰ろうとすると、後輩を見つけた。

     

    カウンターの上に何枚もの絵が書かれたF6の画用紙。

     

    「スクリーントーンしか使ってない?」

     

    書かれた男の顎の濃さが気になって彼に聞いた。

     

    「はい」

     

    「水彩、水墨で塗ってあげればグラデーションが良い影になるよ」

     

    彼は黙っている。

     

    「この手と手も同じトーンにしてあげることで彼と彼女の愛情が表現できる」

     

    彼は少し離れたところで壁にもたれて腰をついた。

     

    「ケチつけられた」

     

    小さな声が聞こえてきた。

     

    「良くなると思って言ったんだよ」

     

    周りのみんなはよく描けていると言うだろう、そのレベルは認めた上で、もっと高みに上がって欲しいから言ったのだ。

     

    彼は正面を向いてぶつぶつ言っている。

     

     

    ここで目が覚めた。

     

    彼は東京での戦をやめて故郷に帰った男だった。

     

    何か夢に出てきたことに意味がありそうだと、忘れないように、布団から飛び出し、とりあえずここに記した。

     

    BOBI

    category: | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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