『詐話師 平賀源内』
2019.11.23 Saturday 15:21
JUGEMテーマ:読書
江戸時代にいろいろな発明をしたマルチな才能の持ち主、平賀源内を主人公とした時代ミステリー小説である。
「金」あるところに犯罪が生まれ、庶民が命を奪われ、裏で悪事を動かしているのは権力者というお決まりの構図だ。
平賀源内の最後は牢獄の中で破傷風で亡くなったとされているが、もちろんこの小説では続きがある。
歴史上の有名な人物は常にミステリーに包まれている気がするし、そのほうが興味深く、そうあって欲しいと思う。
普段時代小説を読まないので、聞き慣れぬ言葉が多く、辞書を開いては読み進むという時間がかかった読み物となったが、大変勉強になった。
BOBI