仕事きっちり

2019.09.21 Saturday 21:50
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    週明けにオーディションが入ったので、伸びた髪を切ろうと考えたが、どうしても今日しか行けないので、19時過ぎから店を探した。

    行きつけの美容室でもなく、よく知らない土地なので、グーグルマップで近いところを探して訪れる。

    閉店してたり、まもなく閉店です、と時間がなくなっていき、5軒目の床屋があと5分で終了なのに入れてくれた。

    店員は男2人におばさん1人。

    案内されて席に座ると、シャンプーとシェービングはどうするか聞かれ、閉店時間に気を遣い、「無い方が良いですよね」と聞くと「そうだね」と言われたので、カットのみでお願いした。

    年は70近いのだろうか、ソフトリーゼントで茶色に染まったヘアスタイルはイカしてる。

    パッと見て、「横はバリカン入ってるよね」と言い、「はい、ツーブロックで」と答えると「何ミリ」と聞かれ「6ミリです」と流暢な質疑応答は若い理容師に負けていない。

    無駄なく手際よく進んでいく。

    19時半となり、もう一人のスタッフがおばさんに「もう帰って良いですよ」と伝えた。


    一定のスピードでカットしていくハサミの音が心地よい。

    ほぼ終えたあと、「もみあげはどうする?」と聞かれた。

    「僕、左右が違うんですよね」

    「左の方が多いね。ちょっと薄くしようか」

    「お願いします」

    これ、結構気になるポイントです。

    女性はよっぽどショートじゃなければ関係ないかもしれないけど、男には重要なことではないかな。

    今まで、左右が良いバランスで終わったことがほとんどない。

    だいたい、ちょっと長さやボリュームが違ってて、ひどく差があるときは自分でお願いをしてきた。

    だから、聞かれたことはもちろん初めてだったし、とても信頼を寄せる出来事だった。

    髪師と呼べば良いだろうか。

    初めての客なのによく見ている。

    仕上げは襟足をシェービングフォームを付けしっかりとカミソリで剃ってくれた。

    これ、結構、電動ので済ますところが多い。

    25分のきっちりした仕事を終え、会計をする。

    床屋だから3,000〜4,000円だと思っていたら、言われた金額はなんと1,050円だった。

    驚いた。


    支払ったあと、「缶ビールでも飲んでください」と500円玉も渡した。

    この店にたどり着くまでにもう閉店時間ということで断られたこともあり、受け入れてくれた感謝の気持ちを何か届けたかった。


    髪の毛を切るという目的が達成されただけでなく、素敵な一期一会を通じて本当のプロフェッショナルを知ることが出来た。

    金額で仕事をしていない。

    仕事は人に奉仕しているものだが、自分との対話でもあるんだなあ。

    BOBI
    category: | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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