『義理』

2018.11.07 Wednesday 16:23
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    義理のために死を致す事、これ弓馬の家のならい。

    太宰治の『お伽草子』の中の一編で、ここまでを義理とするなど現代ではありえない武士の一分のお話。

    ある城主の乱暴者の次男、村丸が蝦夷の地を見たいとわがままを言い出発することになり、節目正しき武士の神崎式部が一人息子勝太郎と同行することになったところへ、村丸に好かれている出来の悪い少年も同行することになった。

    丹三郎は武士の三人息子の末子で、父は行かないため、同役の神崎式部に息子のことを頼みますと預けた。

    道中、丹三郎はわがままで嘘をついて好き放題だが、その都度式部は勝太郎と共に守り続けた。

    大井川を渡る際、水の流れなどを見て式部は今夜は宿泊し明日出発しましょうと村丸に告げるが聞く耳持たず丹三郎も引き連れて行こうとする。

    馬が苦手な丹三郎は結局川の流れに飲まれて死する。

    彼の父に息子を頼まれた式部は、自分の息子は助かるというのでは武士の一分が立たぬと、勝太郎に川に入り死んでくれと言い、それは実行された。

    切腹もそうだが、義理というものの重さは命に等しかった時代。

    自分は不義理が沢山あるので、昔なら命がいくつあっても足りない。

    それは、出来ることから返していきたい。


    今は権利と私欲のために裏切りが横行する時代。

    裏切られることがあっても裏切ることは無い生き方をしたいものだ。

    BOBI
    category: | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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