『貧の意地』

2018.10.28 Sunday 20:50
0
    西鶴の作品の中から太宰治が好きな小品を彼なりの空想を交えて作り上げた作品達が収められた『新釈諸国噺』の一編。

    極貧の浪人が、大みそか、借金から逃れるために気が狂った真似などするのに耐えかね、妻が自身の兄に助力を求めたところ、小判十枚を「貧病の妙薬、金用丸、よろずによし」と書いたかみに包んで手渡された。

    その金を、幸せすぎてかえって災いを受けると、近所の友人達を集め酒を飲むのに使おうと始めた、小判が一枚無くなり、誰が犯人か…となる。

    ここで皆が自分の矜持を見せるがための行動を取り、どんなに落ちぶれていても武士は武士、というお話。

    金のために生きているのではない、どんなに外見がみすぼらしくても、心は澄み輝いている。

    現代は服だけでなく持ち物や色々なもので飾り付けることに夢中な人が沢山いる。

    自分もそういう時代があった。

    昨夜からハロウィンで仮装をする人達をよく見かけるが、昔の人達もしたかったのだろうか。

    BOBI
    category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -
    Comment








       

    Calender
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930 
    << November 2018 >>
    Selected entry
    Category
    Archives
    Recent comment
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Recommend
    Link
    Profile
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM