『父』

2018.08.27 Monday 08:40
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    アブラハムが信仰の義のためにわが子を殺そうとした旧約聖書の文面から始まる太宰治の短編。 被災後、妻と子供がいても自分の飲み代に金を使ってしまう放埓三昧の作家。 「義」とは何だろうかと問いかける。 大辞林では キリスト教で、神・人間がもつ属性としての正しさ。また、両者の関係としての正しさ。 とある。 「正しさ」って何だろう。 物事のあるべき姿を考え、それに合致しているさまをいう。 とある。 子供の洋服、おもちゃ、おやつのお金を酒に使ってしまう、という部分だけ見ると正しくないと思えるが、この家族という固まりで考えると、外からは分からないことがあるのでそれは言い切れない。 今、目の前に吊り革に掴まって、グッタリして呻き声が漏れている銀髪の男がいることを知った。 ちょうど電車を降りるので席を立つと、彼は座った。 見るとTシャツは嘔吐の汚れがあちらこちらにあり、裸足だ。 先日書いた「土曜の朝」の会社員は靴があるだけまだマシか。 彼らにも「義」があるのだろう。 BOBI
    category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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