体で覚えよう

人間誰しも得手不得手はある。

その不得手を知った時にどうするか。

放っておく。

努力してみる。

どちらも有り。

では仕事に必要だったら?


サービス業でお客様に言葉を使って接する機会が多い場合、伝えたいことが言えた、ではなくて、伝わった、が大事である。

そのためには順序立てた構成も、言葉選びも必要となるが、発する自分の音質が重要だ。

今日も早口言葉を練習した。

「隣の客はよく柿食う客だ」

最初はみんな噛んだりしていたが、失敗を重ねて流暢に言えるようになっていった中、一人そうでない生徒がいた。

噛むという前に文章で間違える。

「お客」とか「柿を食う」とか言葉が違ってしまう。

最初に練習時間を与えた時に彼はただホワイトボードの文章をじっと見ていた。
周りでは声を出して何度も練習していた。

結果、彼は何度やっても同じ間違いをする。


人は初めて行うものは失敗する。

それを体で、細胞で覚えていく。

そのためには何度も行なって記憶させていく。

野球の素振り、サッカーのシュートと同じ。

人によってすぐ出来る人、時間かかる人、それぞれだ。

すぐ出来ないからって落ち込む必要はない。

何度も練習すれば良い。

出来ないものなんて僅かだ。

大抵のものはみんなやれば出来る。

クオリティを争うのはその先。


僕の仕事はやらせて成績をつけることではなく、どうやって本人が自分に向き合って成長していくかのために寄り添っていること。

自分もいっぱい失敗していかないとね。

失敗は財産だから。



BOBI

コメント


 深いね。

  • 井村健司
  • 2018/07/06 18:50