2019.12.25 Wednesday
お名前は
挨拶の練習。
様々な状況で挨拶をし、名前を交換する。
会社の名刺交換であったり、バーで隣に居合わせたりと、何度もおこなった。
三人組のお笑い芸人になった。
相手は一人。
メンバーの二人はどうしようかという顔で俺を見たので、三人で声を揃えて喋ろうと始めた。
「こん
二人はついてこない。
「に
どうすればいいのか俺に窺うように、困った顔をしながら「こん」と遅れて声を出す。
俺は先をいうのをやめて、彼らのタイミングを合わせようと、声を出さずにいると、彼らは続けない。
俺は出す。
「ちは」
彼らは言わない。
周りがざわつく。
観客が座って俺たちを見ていた。
奥から「遊びでやってるのかよ」と女性の声がした。
受け入れれば良い。
自分にアイデアがなければ、ある人に乗ればいい。
三人で形になる。
対等が好きだ。
別にリーダーが誰とかじゃなくて、そこにいる仲間で今しなければならないことを達成できればいいじゃないか、と思うところで目が覚めた。
前回と同様、何か自分へのメッセージかと感じ、布団から出てパソコンに向かい、またブログに記した。
夢というのは面白い。
先日のMー1で決勝に残った「ぺこぱ」というコンビが実に興味深かった。
ボケに対して、ツッコミを入れたというトーンで喋り出すが、結果的に受け入れる。
ノリツッコミではない。
乗らないで、突っ込まない、そして相方を、または相方が発したことを尊重する。
その内容に現代の世の中を入れ、風刺になっていたりする。
ツッコミ役のルックスがビジュアル系ロックバンドのように、紫のスーツを纏い、アグレッシブな前髪で、目にメイクをしていて、そのいでたちで一瞬ふざけた奴だと思ったから、より凄さを感じた。
お笑いは趣味嗜好のものだから、優勝したとかしなかったはどうでもよいが、こういうセンスのコンビが出てきたことが、今の世の中を表していることだと認識することが大事である。
そして、それを多くの人間が支持したからこそ、全く見たことないコンビが決勝戦に勝ち上がったのだ。
「受け入れる」
本当に難しいことであり、自分も苦手だ。
しかし、それは本当に素晴らしいことだと感じる。
世界のみんなが受け入れ合えれば戦争は無くなる、と思った。
自分が即興演劇を通じて、「受け入れる」を知ったときに、「自分のためにある」と強烈に感じた。
それは自分が得意なものに出会ったということだと思い、ずっとそう考えてきた。
実は違ったのだ。
自分が出来ないから、必要だから、なのだ。
「受け入れる」に何かを感じた人は難しいことと考えずに、ぺこぱの漫才を一度見て見ると良い。
楽しくなる行為、その瞬間がのちの人生を変えてくれるかもしれない魔法かもしれない。
いつでも、どこにでも、あること。
そして誰でもできること。
BOBI