『ねこ太郎がゆく〜猫島・田代島放浪記』

こんなのを見つけた。

 

見つけてしまった。

 

 

ナレーションもテロップもなしで、ただねこ太郎を追いかける映像。

 

これが、何の気なしに見ると見入ってしまう。

 

昔、石巻市出身の人から聞いたことがある、猫の島。

 

これだけ快適に過ごしている(と思われる)猫もいないのではないだろうか。

 

びくびくもせず、悠々と歩いている。

 

 

今日、自分の反対側を歩いている人がいた、足を引きずりながら。

 

自分は健康であることを幸せに思った。

 

しかし、その瞬間、彼に対して申し訳ない気持ちが芽生えた。

 

そして歩く速度を遅くした。

 

気持ちよく歩いている姿を見られたくない、そんな意識が生まれたのだ。

 

 

当たり前と思うものは、人にとってはそうでないものかもしれない。

 

わかっているけど、ふと忘れてしまう。

 

動物は己をよく知っている。

 

凛々しさに

しばしばここにアップされる「クロちゃん」。


いつもは寝ているように、触られても眼を閉じている。


今日もお気に入りのポストの上にいたので挨拶をすると、眼を開け、青い瞳を現した。



何かを見つけたのか、何かをしようとしているのか。


いつもにはない凛々しさがあった。


寝ているだけじゃないんだぞ、と言うかのように。


そこを去ると、すれ違う老人にクロちゃんいるねと声をかけられた。


振り返るとも郵便箱の前で立ち止まった。


クロちゃんはポストの上で撫でられ、すでに青い瞳は閉じられていた。



凛々しさに触発されて、明日にしようと思ったことを今日しようと動いた。


終えると、今月末にすべきことを考えた。


クロちゃんの眼差しに動かされた自分がいた。


あの意思を見せる眼は、俺に伝える凛々しさだったのか。


いきものは鏡だ。

寝過ごし

夜が始まろうとしている18時半を過ぎたころ、気持ちよさそうに寝ている姿を発見。


気づかれないように静かに近づいて、シャッターを押す。



目も開けず、ぴくりとも動かず。


ちょっと長過ぎた昼寝、気持ちよさそうだ。


このくらいのんびりいかないとね。


そういえば昨日は会社の設立記念日だった。


15年、こちらはのんびりしすぎてるかな。


まあ、Take it easyで。





見上げても、見下ろしても。

住宅地を歩き空を見ると、なんと、いるじゃないか。



何か話したそうだから、立ち止まって目を合わせたが、そのままだった。



少し歩くと下に発見。



邪魔してすいません。



昼間は暑すぎだが、夕方は心地よいのだろうか。


おいら人間にはそれでも暑いけどな。




梅雨は、どこへ

暑かった。


コロナがまた動き出したからマスクをする時間が増え、外すと気持ちいい。


ちょっと路地裏に入ってみる。


いた、いた。



日向ぼっこもいい。



やっぱり動きたくなるね。


雨もいい

雨上がりの路地裏を歩く。


軒下にクロちゃん。


撫でてやると(撫でさせてもらってるとも言う)、ごろごろと喉を鳴らしだした。



するとその先からひょいと現れた別の猫ちゃん。



この子は警戒して、ゆっくりと去っていった。



今日は一日中寒くて暗かった。


そんな3月25日が電気記念日。


1878年の今日、初めて日本で電灯が灯ったそうです。


一般に公開されたのは、4年後の銀座で、街路灯とのこと。


人々はものすごく驚いたことだろう。


それまでの黒猫は夜になると見つけることは困難だったはず。


人にも撫でられずにタフな猫だったのだろうと勝手な想像をする。


『吾輩は猫である』にも黒猫が出てくる。


この小説は、実際に夏目漱石の家に何度も訪れてきた黒猫を家に上げてやり、飼うことになったことから生まれた作品である。


福をもたらす猫と言われたそうだが、実際に漱石の病も良くなり、家族が円満になっていったそうだ。


いつから、誰が、どうして黒猫が横切ると悪いことが起きる、と言いだしたのだろうか。



天気が悪かったせいで、140年ほど前の出来事を知り、あれこれ考えを巡らせることができた。


それに今日はちょっといいことがあった。


たまに遭遇する雨の日も満更ではない。





さあ、ひるごはんだにゃ!

しあわせな時間

久しぶりだな。

ジョギングすると会う黒猫ちゃん、今日は暖かいからか、いつものポストの上でお昼寝していた。

 

 

触っても起きず。

 

世界の全ての場所でこんなほのぼのした光景が見られることを祈る。

だいぶ慣れてきてくれたかな。

ジョギングのあとによく会うねこちゃん。

 

 

顔が小さいから、勝手に女の子と思っている。

 

まだお腹を見せるところまできてないから、確認できない。

 

でも逃げずに、撫でられると気持ち良い反応をする。

 

少しずつ、だね。

 

匂いを覚えてくれているかもしれないが、こちらは汗びっしょりなので、塩っぽく記憶されているかも。

 

走る楽しみでもある。