『獄門島』

2020.09.22 Tuesday 18:25
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    JUGEMテーマ:読書

     

     

    先日読んだ『本陣殺人事件』で登場した金田一耕助が活躍する第二弾。

     

    期待通りに面白いミステリーでした。

     

    自分の横溝正史ワールドは幼い頃に母親に連れられて観た『犬神家の一族』からだが、よく考えてみるとあまり本は読んでいないことに気づいた。

     

    テレビで古谷一行演じる金田一耕助シリーズをよく観たからか、だいぶ慣れ親しんでいるように思えていただけだったのかもしれない。

     

    本作品は終戦後の瀬戸内海の島のお話。

     

    もともと海賊や、江戸時代には流刑と、人々のルーツが犯罪者という曰がついているから、また不気味感が漂う。

     

    網元の家督を巡っての殺人事件が起きていくのだが、犯罪方法及びトリックなどがやはり見事で脱帽です。

     

    そして興味を引き付けてページを繰っていかせる展開は最高のエンターテイメント。

     

    今から72年前の1948年10月に発行されているが、どんな頭でこういう物語を考えついていたのだろう。

     

    そういう時代だから創作できたのかもしれないが、おそろしい才能です。

     

    まだ読んでない方は是非。

     

    BOBI

     

     

     

    category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

    『本陣殺人事件』

    2020.09.15 Tuesday 10:23
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      横溝正史という名を知ったのは、母親に連れられて、おそらく初めて観た映画『犬神家の一族』であろう。

      怖かったが強く印象に残っている。

      金田一耕助という探偵も。

      彼が初めて登場するのが本作品だ。



      本棚に入っていたが、読んでいなかった。

      やはり面白い。

      ここから推理物が好きになったといえる。

      テレビでも金田一耕助シリーズはもちろん、明智小五郎シリーズや、火曜サスペンスなどとドラマに推理物が多くなっていった。

      「この人が犯人よ」

      母が観ながらいっていたのを思いだす。

      「謎」というものは魅力なもの。

      人間は最大の謎である。

      BOBI

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      『明るい街へ』

      2020.09.13 Sunday 08:52
      0

        JUGEMテーマ:読書

         

         

        若い頃、そんなに小説を読んでいないが、北方謙三氏の作品に感銘を受けた記憶がある。

         

        何の作品だったかは分からない。

         

        でも、ハードボイルドというものに興味を持っていた時だと思う、バーボンを飲んでばかりいたころだ。

         

        北方氏のデビュー作と知って読んでみたくなった。

         

        ハードボイルドではなく純文学と知ったからだ。

         

        学生紛争の時代、亡くなった息子と母親や、去っていった女、暴力しか行き場のない活動家と、虚無感の中に一条の光を求める男。

         

        心理描写が素晴らしく、刺さってくる鋭さに心を揺さぶられた。

         

        すごい才能の持ち主は20代のこうしたデビューから発揮するのですね。

         

        ハードボイルド時代の作品が読みたくなりました。

         

        BOBI

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        ロアルド・ダール

        2020.09.12 Saturday 15:28
        0

          JUGEMテーマ:読書

           

           

          異色作家短篇集と表記されていて興味が湧く。

           

          翻訳は開高健とあるのでさらに読みたくなった。

           

          解説を阿刀田高とまた著名人なので間違いないと確信した。

           

          すると阿刀田氏がこの「キス・キス」に収録されている11作品のうち傑作は3作と書いてあるのでそれだけを読んだ。

           

          「女主人」「天国への登り道」「牧師のたのしみ」である。

           

          「女主人」は十代の青年が宿泊する下宿で出会う女主人とのスリラー。

           

          「天国への登り道」は時間に神経質な婦人と主人との攻防が生み出す悲劇。

           

          「牧師のたのしみ」は骨董を安く買い求める男が墓穴を掘る人生の悪戯。

           

          たしかにどれも楽しめた。

           

           

          ロアルド・ダールはオーストラリアのウェールズ出身で、かの「チャーリーとチョコレート工場」の作者である。

           

          「007は二度死ぬ」の脚本も手掛けている。

           

          児童文学から冒険小説まで、幅広い作風ということでは本当に異色作家であろう。

           

           

          短編小説はさっと読めるが印象的なものをすとんと落としてくれて楽しめる。

           

          よかったら手に取ってみてはいかがですか。

           

          BOBI

          category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

          『短編工場』

          2020.08.07 Friday 23:23
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            JUGEMテーマ:読書

             

             

            お得パックといえば良いだろうか。

             

            著名な作家の短編が12作品詰まっていて、それぞれの楽しみ方ができる。

             

            読んだことない作家に触れることができるというのもいい。

             

             

            なかでも、熊谷達矢氏の『川崎船』は、下北半島の脇野沢のタラ漁である「場トリ」の話で心を動かされた。

             

            先日読んだ『宝島』のように方言で進んでいくのだが、どこかに記憶されている祖父母や両親、親戚の言葉がつながることでより感情移入したのかもしれない。

             

            昭和の、熱い男の心意気とやさしい女の献身さが滲み入る。

             

             

            石田衣良氏の『ふたりの名前』も流石だなあと感心してジーンとし、他の作家もほんと見事です。

             

            こういうシリーズ、もっとあるといい。

             

            BOBI

            category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

            『星の王子様』

            2020.07.26 Sunday 23:02
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              JUGEMテーマ:読書

               

               

              初めて読んだのか。

               

              知人が出演した舞台で観たことが、自分の記憶の経験と化しているのか。

               

              冒頭以降は新鮮だったのだから、読んでいなかったのだろう。

               

              不変のテーマに心が揺さぶられて涙が溢れた。

               

              「ものは心で見る。肝心なものは目で見えない」

               

              命というものは、当たり前でない。

               

              こんな世の中だから、より感じる。

               

              大人よりも子供の方が寛大だ。

               

              BOBI

               

              category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

              『宝島』

              2020.07.19 Sunday 17:37
              0

                JUGEMテーマ:読書

                 

                 

                やっと読み終えた541ページの単行本。

                 

                それだけの内容がギュッと詰まっていました。

                 

                沖縄の米軍基地から物資を奪う「戦果アギヤー」の少年たちと、変化し続ける歴史的な街での人々の生き様。

                 

                沖縄は数回しか行ったことはない。

                 

                それも仕事でだから、あまり風景がインプットされていないようだ。

                 

                でも、大きな問題を抱え続けているのはなんとなくは知っている。

                 

                その、「なんとなく」ということが今の状況を作っているのだろう。

                 

                少なくとも沖縄返還の前後の状況を、この小説を通して、微かだが知ることができた。

                 

                その人たちの気持ちも、本当にわずかだが感じることが。

                 

                もっと知ることがいっぱいある。

                 

                読み終えたら、思わず沖縄出身の役者仲間にメッセージを送った。

                 

                なにが、なにを、ではなく、なんか。

                 

                BOBI

                 

                category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

                『と、彼女は言った』

                2020.07.11 Saturday 21:24
                0

                  JUGEMテーマ:読書

                   

                   

                  前に読んだ『8フィートの週末』で、片岡義男作品を読みたくなった。

                   

                  これは7つの短編が収録されているのだが、主人公はどれも作家と共通しているスタイル。

                   

                  友情や恋愛など、様々な物語が展開する。

                   

                  「と言った」と「と、言った」の違いを作者は持っている。

                   

                  言葉って本当に神秘的だ。

                   

                  それは人間の心を表すからそうなのだろう。

                   

                  片岡義男ワールド、『スローなブギにしてくれ』で浅野温子という女優に一目惚れして、その扉を開いたが、たいして世界観はわからなかったが、こうして読んでいくうちに少しずつ感じてきた。

                   

                   

                  それと便利なグッズを紹介。

                   

                   

                  付箋紙なんだけど、本に直接貼り付けて使える優れもの。

                   

                  貼り、剥がしが繰り返せる。

                   

                  Amazonで500〜600円

                   

                   

                  さて、次は何読もうか。

                   

                  BOBI

                  category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

                  『ロウフィールド館の惨劇』

                  2020.07.04 Saturday 18:53
                  0

                    JUGEMテーマ:読書

                     

                     

                    ユーニス・パーチマンがカヴァデイル一家を殺したのは、読み書きができなかったためである。

                     

                    という一行から始まるイギリスの女流作家ルース・レンデルの作品。

                     

                    犯人、殺される人、理由が記されている書き出し。

                     

                    刑事コロンボや古畑任三郎など、犯人や犯行状況がはじめに明かされる倒叙ミステリーであるが、理由が書かれてあるのは興味深い。

                     

                    この倒叙ミステリーは、早くそのクライマックスを知りたいと思うから気持ちを昂らせながら言葉を追っていく。

                     

                    時には、焦らされる文章に苛立つ。

                     

                    読み書きができないというのは日本人にはあまり考えられないことだと思うが、海外では多いことをアメリカに住んだ時に知った。

                     

                    イタリアのミラノで観た映画、『アイリスへの手紙』はロバート・デ・ニーロ演じるスタンレーがそうだった。

                     

                    どちらかというと、日本人は話すほうが苦手な人が多いような気がする。

                     

                    話しすぎるのも時には問題を起こすが、言葉というものをうまく使えるようになりたいといつも思う。

                     

                    BOBI

                    category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

                    『仮題・中学殺人事件』

                    2020.06.10 Wednesday 10:25
                    0

                      JUGEMテーマ:読書

                       

                       

                      この帯に書かれてある言葉に好奇心があおられる。

                       

                      推理小説で犯人を解く楽しみで、自分が?

                       

                      何故かは読むと納得します。

                       

                      中学校での密室殺事件にはしっかり騙されたし、1981年の作品ということであるが、世の中のことが所々に散りばめられ、軽いタッチで描かれているのでスイスイ読める。

                       

                      この辻真先という作家は推理小説もさることながら、アニメの脚本はほとんどに関わっていて驚く。

                       

                      ジャングル大帝、巨人の星、ひみつのアッコちゃん、鉄腕アトム、ドラえもん、サザエさん、デビルマン、ガラスの仮面、天才バカボン、もうほとんどすべてと思えるくらいに。

                       

                      子供たちへの目線が、この作品でも生かされているからなのか、あたたかみが感じられる一冊です。

                       

                      BOBI

                      category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -

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