2015.05.01 Friday
ありがとうございました!
大変遅くなりました。
『即劇マスカレード』、無事に幕を降ろすことが出来ました。
キャスト、スタッフ、そしてお客様、応援していただいたみなさんに深く感謝いたします。
一人では成し得ないことが形になる。
想像力とマンパワーの賜物です。
「自分にしか出来ないことで多くの人に夢と希望を与えたい」
その手段に自分は『インプロ』というものに出会えて、「これだ!これは自分のために生まれて来たものだ!」と20年近く前に強烈に感じました。
果たして今回それが出来たのだろうか?
全力で走り切って終えてから、今やっとそのことを考えるようになりました。
インプロ、演劇、これらは生きる上で必要不可欠ではないし趣味嗜好があるので観に来てくれた方すべてにプラスパワーを与えたとは思っていません。
しかし確実に言えることは、あの劇場にいた全ての方誰か一人でも欠けたらあの時間は生み出せなかったっということです。
お客様のアイデアが「ペーパーズ」(お客様に小さな紙に単語又は短い台詞を記入してもらう)によって舞台を動かしていたのですから。
始まりはこちら側からかもしれませんが、舞台から客席、客席から舞台へと想像を共有した力は増幅しながら繰り返されて行き来していく。
今回のキャストのうち、半分以上はインプロ未経験者でした。
1ヶ月ほどの稽古で台本、インプロ、ダンスと稽古しました。
インプロのクオリティーでいえばまだまだですが、キャスト達は役者として、または人生の経験が豊富な方が多かったので、味があり喜んでもらえたと思います。
また、個人ではなく団体としてモノを作る姿勢がいつもありました。
『即劇マスカレード』、無事に幕を降ろすことが出来ました。
キャスト、スタッフ、そしてお客様、応援していただいたみなさんに深く感謝いたします。
一人では成し得ないことが形になる。
想像力とマンパワーの賜物です。
「自分にしか出来ないことで多くの人に夢と希望を与えたい」
その手段に自分は『インプロ』というものに出会えて、「これだ!これは自分のために生まれて来たものだ!」と20年近く前に強烈に感じました。
果たして今回それが出来たのだろうか?
全力で走り切って終えてから、今やっとそのことを考えるようになりました。
インプロ、演劇、これらは生きる上で必要不可欠ではないし趣味嗜好があるので観に来てくれた方すべてにプラスパワーを与えたとは思っていません。
しかし確実に言えることは、あの劇場にいた全ての方誰か一人でも欠けたらあの時間は生み出せなかったっということです。
お客様のアイデアが「ペーパーズ」(お客様に小さな紙に単語又は短い台詞を記入してもらう)によって舞台を動かしていたのですから。
始まりはこちら側からかもしれませんが、舞台から客席、客席から舞台へと想像を共有した力は増幅しながら繰り返されて行き来していく。
今回のキャストのうち、半分以上はインプロ未経験者でした。
1ヶ月ほどの稽古で台本、インプロ、ダンスと稽古しました。
インプロのクオリティーでいえばまだまだですが、キャスト達は役者として、または人生の経験が豊富な方が多かったので、味があり喜んでもらえたと思います。
また、個人ではなく団体としてモノを作る姿勢がいつもありました。
初めて集まった人たちが多いのに、稽古場から質問や意見をみんなで出し合い共有したりと劇団さながらの雰囲気も生まれていたせいか、本番でも成立とかの問題ではなく集団創作という原点に戻って演じていました。
これはインプロが大好きで、仲間と作り上げていくことを楽しんでる現れでした。
これはインプロが大好きで、仲間と作り上げていくことを楽しんでる現れでした。
インプロはインプロだけしていてもお客様に感動を与える、魅了するプレイヤーにはならないと強く思います。
光を知るには影を、影を知るなら光を。
台本無しなら台本有りをと、僕は台本芝居に出演しながらインプロをしてきましたが、今回のように台本+即興という構成は双方に良い効果を発揮したものとなりました。
光を知るには影を、影を知るなら光を。
台本無しなら台本有りをと、僕は台本芝居に出演しながらインプロをしてきましたが、今回のように台本+即興という構成は双方に良い効果を発揮したものとなりました。
初めてその構成を行った2001年には実感が今に比べたら薄かったです。
それはきっと自分の役者としてのレベルが低かったからでしょう。
今回も役者・脚本家・演出家と3つを兼ねました。
これはどうしてもやりたいことです。
インプロヴァイザーはこの3つを同時に行いながら舞台に立つものだと信じているからです。
大好きなイタリアの映画『ライフ・イズ・ビューティフル』で知られるロベルト・ベニー二がそうであるように。
役者としてはまだまだ未熟です。
今回は福麻むつみさんという素晴らしくカッコイイ役者の先輩からたくさん勉強させてもらいました。
他の役者さんたちからも刺激をもらいました。
もっともっと精進していかねばです。
田中邦衛を8公演もやったのは初めてでしたが、これは自分でも楽しかったです。
『北の国から』の黒板五郎という人間自体が好きだから、演じるというよりも「人」ってことに向かい合っている時間だったように感じます。
言ってしまえばそれのみです。
脚本家としては、どこの社会にでもあるヒエラルキー(階級社会)に対して、相手を敬って責任も含め対等でいること、「フラット」な人間関係をぶつけてみました。
それはインプロでもそうだし、ニューヨークに住んだ時にものすごく感じたことだったのです。
支配と団結の違いをインプロを通じて見せたかったのです。
また、今回はおそらく誰もやっていないであろう構成で書きました。
黒澤明監督の『天国と地獄』と『生きる』が大好きだったので2つをミックスした劇中劇を作りました。
劇団の上演作品ということでしたが、台本を途中で終えていてその先をインプロで作り上げていくというものです。
それも2チームで行うというものでした。
「誘拐」と「癌」この2つがどう交わり集結していくのか。
役と筋が決まっていてペーパーズを引きゴールは決まっていない。
エチュードとインプロの複合体とでも言えばいいでしょうか。
僕の閃きからなので自分もやったことが無いことでしたから毎日困惑しました。
しかし、チャレンジしていく、生み出す面白さはそこにあります。
かなり難しかったし、未だに成功法が見出せていません。
また、これは上手く出来たかが問題では無い構成にしてありました。
派閥やヒエラルキーを撤廃しようとして座長が仕組んだのですが、本人が怪我をしてしまい出演できないことになったが、仲間のためにギブスを取り舞台に上がっていく、それに影響を受けて他の団員も垣根を壊して加わっていくというのが真意でした。
まあ、まだまだ脚本家としても若輩者なので伝えたいことが届いていないと思いますがご容赦を。
頑張ります!
演出家としての僕が今回稽古場で心がけたことはとにかく他のキャストが楽しく、成長、あるいは進化する時間にしようということでした。
元宝塚OGから20歳の新人まで幅広いわけですから一つのやり方では出来ません。
しかし、インプロは一つのルールでしたからそれを元にみんな同じベクトルに向かえたのかなあと思います。
「受け入れる」
強みですね。
伝えたかったのは、台本もインプロも結局は同じということでした。
「そこに役として存在している」言ってしまえばそれのみです。
僕はインプロの宣教師ではなく、インプロを表なり裏なり使って人に夢と希望を与えることがしたいのです。
それを形にするために集まってくれた勇気あるキャストには本当に感謝しています。
ありがとう!
それを横なり近くだったり遠いところから応援してくれる全てのフリークルーズ号の乗組員に同様に感謝です。
次回は10月6日〜11日、新宿モリエール。
「マスカレード3部作」の最終章に向けて動き出します!
それを形にするために集まってくれた勇気あるキャストには本当に感謝しています。
ありがとう!
それを横なり近くだったり遠いところから応援してくれる全てのフリークルーズ号の乗組員に同様に感謝です。
次回は10月6日〜11日、新宿モリエール。
「マスカレード3部作」の最終章に向けて動き出します!
その先も考えています。
乗組員のみなさん、よろしくお願いします!
We are FREECRUZ!!
BOBI/鈴木一成
乗組員のみなさん、よろしくお願いします!
We are FREECRUZ!!
BOBI/鈴木一成