2024.03.06 Wednesday
2024.02.21 Wednesday
ユウマの初体験
今日は社会支援施設でのコミュニケーション・ワークショップに、ユウマが初めて同行した。
「今日はふたりですね!」
着いてみると、みんなが聞いていたようであたたかく迎え入れられた。
そしてユウマも緊張もなく、彼らと一緒に汗を流し大いに笑った。
年齢もさまざま、障がいの種類や程度も人それぞれ、そんなバラエティのなかでゲームを通じて心をかよわせ、想像を共有した時間はとても刺激的だったにちがいない。
また一つ、アシスタントとしての力をつけてくれたようだ。
帰りの車内では、お互いが空腹を訴えた。
そう、即興は頭も体も使うので大量にカロリーが消費される。
千葉駅に着いてご飯を食べることにした。
今でも大きい駅なのに、まだまだ開発が進むようだ。
スクラップ&ビルド。
われわれ人間は、取り壊すのではなく、受け入れてうまく成長、発展していきたいものだ。
そのためにも栄養をとる。
2024.01.10 Wednesday
今年の初八街
2023.12.13 Wednesday
次も楽しみたい
長く教えてくると、問題ある生徒さんや参加者ほど気になり、時が過ぎて感慨深い体験を味わう結果になることが多い。
この場所にもそういった人は少なくない。
精神的に障がいを持っている人や、発達障がいを抱えている人だからだ。
Kくんは初めて参加したときに、「めんどくせえ」「早く終わんねえかなあ」とぶつぶつ言っていた。
それは次も、次も、数ヶ月続いた。
しかし参加はしていた。
返事ははっきり言う。
そうしているうちに文句は言わなくなってきて、同時に挨拶をしてくれるようになった。
今日のワークショップを終えてコメントのときに、Kくんは、
「難しかったけど楽しめた。次も楽しみたいです」
と発言した。
一緒に参加していた施設のスタッフと、事務所に戻ってから驚いた。
基本的に彼らは素直だ。
だから思ったことを口にするし態度に出す。
それだけの違い。
今年もみんなありがとう。
来年ももっと楽しみましょう。
駅に着いて深呼吸をする。
来るときに快晴だった空は、変わらずに見送ってくれる。
2023.12.13 Wednesday
快晴のなか
2023.11.08 Wednesday
早すぎる
2023.10.11 Wednesday
東へ西へ
2023.09.13 Wednesday
まだまだ汗
2023.08.09 Wednesday
「BOBI」です
社会支援センターでの一幕。
いつも通り挨拶を交わす場面で、自分の名前を言うのに間違って「BOBI」と言った人がいた。
彼はそれが自分のツボに入ったようで、ずーっと笑っていた。
彼と最初に出会ったのは半年以上前になるが、何十年と引きこもっていたようで、笑顔なんて想像もできなかった。
それが毎月、即興劇を用いたコミュニケーション・ワークショップを行うたびに、少しずつ笑顔を見ることができてきた。
一瞬にやける程度だったのが、2秒、3秒と少しずつ長くなっていった。
それが今日はずっと笑っていた。
スタッフに聞くと、彼は今、白内障になっていて近日に手術をすることになっている。
ということは、出会ったときからしっかりとは見れていなかったのかもしれない。
はっきりと見えないにもかかわらず、積極的にトレーニング(ゲーム形式)に参加してきた。
最後、一人が演じてみんながその人の職業を当てるゲームでは、一番に手を挙げた。
彼の視界が開けたら、どれだけの笑顔が溢れ出るのか楽しみである。
夏の暑さを忘れるほど、笑顔に満ちた時間だった。
2023.06.14 Wednesday
新たなこと
今日の社会支援センターでのコミュニケーション・ワークショップでは、初めてチーム対抗でゲームを行なった。
みんなが楽しそうに集中して、相手をよく観察していた。
始めたころは、障がいを持った方々に「これはできるだろうか」と却下してプログラムを組み立ててきた。
それをここ最近は「まずやってみよう」と実行するプログラム作りにしている。
だめなら変えればいい、可能性はやらなければわからない。
そうして、みんなの才能に驚かされている。
と同時に笑顔が一段と溢れる時間となった。
足が不自由な参加者がいるとやめていたプログラムも今はやる。
今日もその人自身にやるやらないを決めてもらうことにして、進行した。
最後のコメントで、その人は「はじめて長い時間を歩きました」と言った、嬉しそうに。
障がい者に対する気の使い方が間違えていたと昔に気づいたことを、あらためて今日再確認させられたようだ。