『ピカソとその時代』


1ヶ月遅れで鑑賞。


「その時代」と名がついているように、ブラックやマティスなどの作品も展示されていて、充実した時間を過ごした。


館内でほとんどの作品を撮影できたのは意外だったが、あえて撮らなかった。


撮影するといつでも見れると思い(それほどあとで見ないのだが)、記憶に薄くしか残らないから、興味を持った作品をじっくり鑑賞し、揺さぶられる心を楽しんだ。


この国立西洋美術館はル・コルビュジェの建築なので、退館してもしばらく眺めた。



9時半の開館時間を15分ほど過ぎて入ったので、いつもピカソを観るときの混雑はなかった。


行こうと考えている人は、早めの日程、早めの時間がおすすめです。



リアルタイムで観たかった。

JUGEMテーマ:エンターテイメント

 

おめでとうございます。りくりゅうペア!

 

 

東京オリンピックのときも感動したが、先月末の二人の金メダルはスポーツを通り越したアートの領域に胸が震えた。

 

まるで戦火のはるか上空で自由に踊り回っている二匹の小鳥のようだ。

 

美しい。

 

生命の叫びを感じる。

 

生で見てみたい。

 

編集がかかったこの映像で観ても感動するのだから、目の前で見たら一呼吸もできなくなるかもしれない。

 

毎回思うのだが、選曲が素晴らしく、彼らのために生まれてきた楽曲にさえ感じる。

 

イッタラ展

フィンランドの芸術的ガラスを見てきた。



シェイプもさることながら、色が美しかった。



上から光を浴びて落とす影まで美しい。



感動は日本の伝統である「そば」にシフトして久しぶりの店へ向かった。


まずは油揚げのネギ納豆とネギ明太子。



他のものをつまんで酒を呑み、しめは天ぷらとへぎそば。



変わらずの美味。


日本酒の旨い季節到来。


イッタラのグラスで飲んでみたい。


『ボテロ展』

閉会まで二日残して、今日行ってきた。

 

 

ふくよかな絵は人をピースフルにしてくれる。

 

しかし、どの作品も無表情なのが緊張感をもたらす。

 

わずかの時間だが、喧騒と熱射を忘れ、心を浄化し想像の刺激に酔いしれた。

 

 

Bunkamuraザ・ミュージアムで日曜日まで。

響きあう魂 へレーネとフィンセント

 

この銀の球体を見ると、いつも足を止めてしまう。

 

 

『ゴッホ展』に行ってきました。

 

ギリギリになっていくと超満員になると思い、早めに。

 

先日横尾忠則展を観たからか、それほど作品数が多くないと感じた。

 

横尾さんは600点あったからね。

 

 

今回気に入ったのは上の写真の「夜のプロヴァンスの田舎道」と「サント=マリー=ド=ラ=メールの海景」だ。

 

やはり青色の美しさに惹かれる。

 

パリに移った1886年からの作品がそれまでより明るい色使いになったと見受けられた。

 

 

28歳で筆を握り始めたった10年間で2,000もの作品を描いた恐ろしい画家。

 

その活動を支えた弟テオは兄の死後半年で後を追うように亡くなった。

 

テオの妻が作品を広めようと動く中で一人の女性と出会う。

 

タイトルに書いたへレーネ・クレラー=ミュラーであり、今回の展覧会は全て彼女がコレクションしたものである。

 

フィンセント・ファン・ゴッホが亡くなった18年後、彼女が作品を収集し始めたことで世界は名もなき天才画家に注目をし始め、それから20年後の1938年クレラー・ミュラー美術館を建設し、初代館長に就任し、その翌年に亡くなった。

 

今はアムステルダムの国立ゴッホ美術館に次ぐ作品を所蔵している。

 

姿はなくなったゴッホを世に送り出すことをライフワークとしたことから、彼の魂と彼女の魂の二人三脚といえるのだろう。

 

 

東京都美術館で12月12日まで。

 

BOBI

大好きな人に会いに。

 

社会支援センターでのワークショップを終えて東京へ。

 

 

初めての燃料電池バス。

 

 

『GENKYO 横尾忠則展[原郷から幻境へ、そして現況は?]』に行ってきました。

 

 

たどり着くまで読んでいたのが三島由紀夫氏の小説で、展覧会場に入るとそこに三島氏がいて、もうこの道があり私をいざなっているかのようだった。

 

印象に残ったのは大きなキャンバスに描かれた赤黒い地獄のような空のもとにカップルが座り、そこから離れたところで子供が生まれてきている作品。

 

それには「天才は忘れた頃にやって狂う」と書かれていて、「天災」と掛け合わされていて、悲劇の中に希望が感じられた。

 

600点あると受付で聞いたのでピッチを早めで鑑賞していったが、ポスターの展示室ではじっくりと見入った。

 

天井桟敷や状況劇場といった演劇のポスターが飾られてあり、初めて自分が横尾氏の作品に触れたといえる「ターザンがやってくる」もあった。

 

大好きだったドラマ『ムー』でのタイトルバックが不思議な世界観に興味を持った。

 

その横尾さんと会ってお話しできたのがもう15年ほど前になる。

 

『東京Y字路』の出版記念で銀座のギャラリーだった。

 

その当時に自分の主宰するFREECRUZのチラシのデザインをお願いしようとしたからだった。

 

いつか実現したい。

 

 

会場を出るとこちらも大好きな寺山修司さんがいらっしゃったので一緒に。

 

これも横尾さんに感謝。

 

BOBI

ライデン国立古代博物館所蔵『古代エジプト展』

明日が最終日でギリギリ間に合った。

 

 

ミイラ棺10数点が縦に並んでいて、よくこんなものを作ったと一つ一つ異なる図像や文字など色彩豊かな技術に魅了させられる。

 

 

一番の目当ては、ミイラをCTスキャンで透視するという企画。

 

目の前にミイラがあり、それを透視した映像が見れた。

 

よくこうやって残っているものだと関心を持つと「ミイラの作り方」なる資料があった。

 

 

脳みそや、心臓と腎臓以外の内臓を取り出したり、塩で湿気を取り除いたりと手間は日数とともにものすごいかかる。

 

永遠に生き続けるために行なったので心臓を残したのだろうと考えるが、腎臓はなぜだろう。

 

 

いろいろな装飾品や工芸品なども紀元前で精緻な作りができていることから、職人の技術の高さがうかがえる。

 

現代の道具があったわけじゃなく、石の刃とかで削ったりしたわけだろうから、と考えるとすごい。

 

今のこの文明があるのはこうした人類の祖先がいたからと、もちろん理解しているが、あらためて昔の人々に感謝します。

 

 

Bunkamuraの一階ロビーに目を引くものがありました。

 

天井桟敷のポスターです。

 

 

こちらは大好きな横尾忠則氏の作品。

 

他にも数点飾られていました。

 

予想外のお得。

 

 

しかし、渋谷の街は人で賑わっていた。

 

また感染者も増えてきているようだし、どうなっていくのか。

 

ミイラは永遠だが、コロナは早く終息を。

 

BOBI

ベルナール・ビュフェ

 

黒く太い輪郭線が象徴的。

 

それは圧倒的な存在感を受けた。

 

デッサンをやったときに背景との境界として、線を一本引くのにも慎重になっていた自分にとっては衝撃的である。

 

アニメや漫画で慣れている自分には輪郭線が非現実と感じていたが、真実として浮かび上がり、止まっているにもかかわらず「動」を感じさせられた。

 

サインと年号までもが絵の一部となってバランスを整える。

 

何か狂気的な香りを放っているのが自分好みだった。

 

 

コロナの影響もあるのか、時間がよかったのか、ゆっくり観れた。

 

最近の美術館は「密」で、せわしない鑑賞となるのが多いので、とても贅沢な時間を味わうことができて嬉しい。

 

BOBI

ストリップ

知り合いの女性が観たいけど一人では行けないからとお付き合い。



椎名林檎の「浴室」がかかったときは 昔の自分の舞台を思い出した。

彼女の曲で世界観を作り出し、ストーリーを展開していたストリップ演劇。

踊り子さん一人一人違う色を発していた。

身体を駆使し、想像力を刺激して、観客へコミュニケートする、本能、アート。

拍手。

BOBI

しあわせは

千葉からの帰りに東京駅を降りて地下道で東京国際フォーラムから地上に出ようとして立ち止まる。



「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる」

そのとおりだね。

忘れちゃうんだよなあ。

BOBI