2024.02.01 Thursday
2023.12.26 Tuesday
『交通誘導員ヨレヨレ日記』
JUGEMテーマ:読書
Audibleで読了。
聴く読書にも慣れてきた。
この作品はナレーターが多数参加していて、セリフがその役に合わせた声質なのでとても楽しかった。
さらに効果音もふんだんに使われているので、ラジオドラマとして聴いているようだった。
これは73歳の交通誘導員の日記で、さまざまな人間を描いている。
外へ出ればどこかで目にしている彼らを見るが、特別な意識を持ったことはなかった。
これを読んだことで、明日から見方が変わるだろうし、特に車で出会ったときは感情移入してしまいそうだ。
底辺の仕事と見られがちだが、彼らの存在なしには建築はもちろんのこと、街の平和も成り立たないことを知らされた。
この時間もどこかの寒空の下で、誘導灯を振っている方がいる。
感謝。
2023.12.21 Thursday
『名著入門』
2023.10.28 Saturday
『村上さんのところ』
2023.06.09 Friday
『スティーブン・キングの小説作法』
『シャイニング』から始まり、『スタンバイ・ミー』『IT』『ミザリー』『キャリー』『ショーシャンクの空に』と立て続けに観た映画の原作者、スティーブン・キングの本を読み進めていた。
生い立ちから、苦労の末『キャリー』で売れて作家としての生活、創作の仕方など、彼のことや作品について知ることが出来た。
原作を読んでないので、直接的ではないが、アイデアについてはいろいろと発見し、映画と重ねることで、なるほどと感心する。
主人公が大変な状況に置かれて、そこから脱出する。
ほとんどがそういう設定で、まず状況を作るという。
『ミザリー』はまったくそのとおりで、言ってみればそれしかない。
人気作家が雪山で遭難して歩けない状況で、助けられたファンに監禁されて脱出を図るというもの。
『ショーシャンクの空に』はまさに脱獄である。
人は窮地に立ったときに本性が出るから、読み応えのある作品になるのだろう。
まだ観ていないキング氏原作映画があるが、ひとまず休憩かな。
2023.02.09 Thursday
『物語日本史2』
1の『日本の国づくり・聖徳太子物語』を読み終えて、『遣唐船物語・平将門』へ。
合間合間で読んでいるので時間がかかっているが、長い歴史だからのんびりと見ていくつもり。
昔は中国のお世話になったのが、今はギクシャクした関係。
歴史から学べといろいろな場面で言われるけど、それぞれ自分に都合よく学ぶからね、人間ってやつは。
それに真実は誰一人わからないのが歴史。
偉大なるミステリーだから、いつの時代も大きな興味を持ち続けるのだろう。
こういう書物を読んでいると、いかに自分が小さなものかを感じさせられる。
そして悩みや不安もちっぽけ、かつ贅沢なものと考えさせられる。
明日降ると言われている雪は昔も今も真っ白なんだろうな。
自然は何よりもでかい。
2023.01.01 Sunday
新年の一冊目
昨年もあと一ヶ月というところで身内に不幸があったので、個人としての新年の挨拶は差し控える。
平和で笑顔に満ち溢れる一年になることを願います。
そのためにも知識や情報を正しく得ることが必要で、久しぶりに買った紙の辞書「三省堂国語辞典」を毎日開いている。
そんな中で見つけた本書を読了。
「三省堂国語辞典」の編纂者の一人である飯間浩明氏が書いた。
この方は、朝日新聞の日曜版に街で見かけた言葉を掲載しているのを読むようになって好きになった人である。
いつか自分のラジオ番組『BOBIのコトバケーション!』にゲスト出演してもらえることを夢見ている。
この本は前回の改訂である第七版刊行後の書であるが、今の第八版を開きながら楽しく読ませていただいた。
初代の見坊豪紀氏の意思を受け継いで、「それは要するにどういうものか」をひとことで説明しようとする辞書であることが良く理解できた。
言葉は人々によって日々変わりゆく生き物で、それを常に見つけ出し、世間と照らし合わせながら辞書に掲載したり削除したり補足したりと研究している。
言葉の世話をし続けている飼育員とでもいおうか、古くから載せられている言葉も放っておかずに見直し、今一番わかりやすい説明に書き換える。
古からの伝承を支えてきた美しい日本語を、この先にも繋げていく飯間氏をはじめ多くの編纂者に感謝します。
この争いが絶えない世の中で求められていることは、何よりも心を豊かにすることではないだろうか。
人間だけが言葉を使える。
人間だけが地球を破壊する。
ならば人間が言葉を使うことで、この星を救うことだってできるはず。
2022.12.16 Friday
久しぶりに辞書を購入
前に国語辞典を整理して、電子辞書とスマホのアプリを活用してきた。
広辞苑は置いてあるし、基礎日本語辞典や反対語辞典、類語辞典は持っている。
しかし、やはり紙の辞書をペラペラとめくりたくなった。
ならば、好きな編纂者の飯間浩明さんが加わっていて、見坊豪紀氏の信念を引き継いで昨年刊行した『三省堂国語辞典 第八版』を購入した。
ちょうどアプリ版は第七版だったので、これしかない!と。
やはり、紙の場合は、調べたい言葉の周りにある別の言葉に触れられることが魅力だ。
アプリを入れたきっかけは、読み方がわからないときに手書き入力できることからだった。
そのうち、外出先で調べるのに便利ということで、複数の辞典をインストールした。
でも原点に戻ってくるんですね。
今回はまず、この国語辞典を楽しむために、頭から読み始めた。
そう、辞書は読み物である。
序文を読む。
金田一京助氏の紹介で国語辞典の編纂を始めた見坊豪紀氏の第三版の序文を読む。
辞書は"かがみ"である。——これは、著者の変わらぬ信条であります。
辞書は、ことばを写す"鏡"であります。同時に、
辞書は、ことばを正す"鑑"であります。
次に、「この辞書のきまり」を読む。
使うものをまず知ることから始めるのは重要。
と言いながら昔はここのパートをまったく読まなかった。
しかし、これを知ると、引いたことばの意味だけでなく、そのことばが持っている個性を深く知ることができることにようやく気付いた。
そして、始まる。
ことばの海が広がる。
どんな波に乗れるか楽しみだ。
JUGEMテーマ:読書
2022.11.13 Sunday
物語日本史1
JUGEMテーマ:読書
先日購入した物語日本史の第一巻を読み終えた。
日本の始まりから持統天皇の大宝律令までの時代が読み物として書かれている。
名前しか知らなかった「古事記」「風土記」「日本書紀」がわかりやすい現代訳で読めて、はじまりの部分を知ると歴史が近いものに感じられた。
帰化人の日本への貢献やその後の戦について知ると、今の韓国や北朝鮮、中国などのことも理解が少し深まる。
仏教や天皇という存在についてもよく分かった。
とどのつまり、昔から人間の権力への欲望が世の中を作り変えてきたということなのだろう。
どれだけ自然や生活環境が変わろうと、変わらない人間の本質。
自分を含め愚かな生き物だ。
最近観ている『ゴールデンカムイ』じゃないけど、動物や植物などが神と崇められるのも納得する。
彼らは自身を知り尽くし過剰に欲しがらず、周りに敬意をもって共生し与えられた命を全うし、叫ばず抵抗もせず幕を下ろす。
そして我々人間の生活を支えている。
感謝。
第二巻は奈良・平安時代。
世界を揺るがす中国、当時の唐との関わりなどが描かれているようなので楽しみだ。
2022.10.26 Wednesday